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【古生物画廊】ゴムフォテリウム

“釘の獣”


Gomphotherium

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゴムフォテリウム科
<大きさ>肩高2.5m以下
<食性>植物食
<発掘地>アジア(日本含む)、アメリカ(中新世前期~鮮新世前期)

古代のゾウの仲間。現在のゾウとの最大の違いは、何と言ってもその発達した下顎でしょうか。更に上顎だけではなく下顎にも牙が生えており、なかなか怪異な面相を呈していました。彼等のような長い下顎を持つゾウ(『長顎マストドン類』と呼ばれる。過去記事のプラティベロドンの項も参照の事)は現代のゾウよりも歴史が古く、一時期は近縁種が世界各地で栄えていました。
疎林や草原に小さな群れで暮らし、木の葉を食べていたと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)
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【古生物画廊・恐竜編】プテラノドン

“歯の無い飛翔生物”


※厳密には恐竜とは異なる爬虫類ですが、便宜上「恐竜」のカテゴリでお届けします

Pteranodon


*データ*
<分類>爬虫綱翼竜目プテラノドン科
<大きさ>翼開長7~9m
<食性>魚食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

恐竜時代に空の生態系の主力を占めていた飛行性爬虫類「翼竜」(よくりゅう)の一種です。恐竜映画のみならず、怪獣映画やRPGのモンスターのモデルにもなっている生き物なので、ご存知の方も多いでしょう。
身体の割に巨大な翼を持ち、上昇気流を捕らえてグライダーの如く空を飛びました。頭のトサカは種によって形状が異なり、個体識別やディスプレイに役立ったと推測されています。
海の表層に居る魚やイカを捕食していました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

ツキノワグマ

金太郎を背に乗せていたのはこの熊


月之輪熊(Asian Black Bear)

日本に住む熊2種の内のひとつ。北海道・九州・沖縄以外の日本各地に棲息します(嘗ては九州でも生存が確認されていたが、相次ぐ狩猟により絶滅)。
昨今の乱開発により住処を追われ、里に降りた熊がヒトと衝突し、害獣として殺される局面が増えました。保護と駆除の狭間でツキノワグマとの共存への模索が今も続いています。

足尾銅山(嘗て鉱山廃水などで壊滅的な環境破壊が問題視された)では最近、近隣各地から追われたツキノワグマが、多くの人の血の滲むような努力の末に緑の戻った山のあちこちに見られるようになりました。
熊は広範囲を歩き回って木の実などを食べ、種子を糞と共に排泄する事で森林の再生にひと役買っている動物です。ヒトに拠って緑を奪われた足尾の山々はヒトの手に拠って緑を取り戻し、更にツキノワグマが帰還すると共に、少しずつではありますが嘗ての緑豊かな面影を取り戻しつつあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ステゴサウルス

“天蓋の爬虫類”


Stegosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鳥磐目(装盾亜目)ステゴサウルス科
<大きさ>全長4~9m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(ジュラ紀後期)

背中に独特な骨質の突起を、尾にスパイクを持った有名な恐竜です。背中の突起には血管が通った跡があり、体温調節にひと役買っていたのではないかと言われていますが、ハッキリした事は判りません。尾のスパイクは明らかに捕食者に対する武器だと思われ、このスパイクで刺し貫かれて変形した肉食恐竜の骨も出ています。最近の発見で、喉に細かい骨片で出来た装甲を持っていた事が判明しました。
柔らかい植物を食べて生きていたと考えられています。咀嚼には向かない脆弱な歯しか持たず、恐らく噛み千切って丸呑みにした草を腹の中で醗酵させて消化吸収していたのでしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

ヤクート・ホース

世界で最も北に住むウマ


(Yakutia Horse)

ロシアのツンドラ地帯にある国、サハ共和国(旧ヤクート自治共和国。先住民族ヤクートが多く在住している)で役用畜として飼育されているウマです。恐らく、世界で最も北方に住むウマではないでしょうか。
大きさは日本の在来馬と同じくらいで、ずんぐりとした丸みを帯びた体つきをしており、他の家畜ウマに比べて毛が著しく長いのが特徴です。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】グリプトドン

“彫刻された歯”


Glyptodon

*データ*
<分類>哺乳綱異節目グリプトドン科
<大きさ>全長3m
<食性>植物食
<発掘地>南アメリカ(更新世)

先史時代の南アメリカを代表する絶滅した植物食動物です。現在のアルマジロに近い仲間ですが、遥かに大きな体(頭から尾の先まで3メートル、推定体重は2トン)を持っていました。「甲羅」は現在のアルマジロのような柔軟な構造ではなく、カメの甲羅のような重厚な作りになっていました。また額と尾にも独自の鎧が発達しています。これらの頑丈な甲羅は、肉食動物から身を護る為の鉄壁の防具だったと推測されます。
植物食と言う性質への適応でしょうか、齧歯類の門歯のように一生伸び続ける歯を持ち、硬い草を食べて歯が磨り減っても直ぐに回復したと見られています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】デスモスチルス

“束ねた柱”


Desmostylus

*データ*
<分類>哺乳綱束柱目デスモスチルス科
<大きさ>体長2.5m
<食性>恐らく植物食
<発掘地>北アメリカ、日本(中新世中期~中新世後期)

奇妙な古代の海棲哺乳類。カバとカエルをミックスしたような姿をしており、海で海藻などを食べて暮らしていたと考えられています(貝類やゴカイを食べていたとする説もありますが、それだとウシほどもある巨体を維持するエネルギーを得るのが大変だっただろうと思われます。動物質、植物質の両方を食べたとする説もあります)。全身の復元が可能な重要な化石が、日本(北海道、岐阜)で発見されています。嘗て北海道で発掘されたデスモスチルスの全身骨格は、太平洋戦争の敗戦の折、戦利品としてアメリカに持ち去られそうになった事もあるそうです。
学名は、奥歯の形状が幾本もの短い柱を束ねたような形状を呈する事に由来します。ゾウや海牛類にやや近縁な独自の系統ととされていますが、今ではこの系統は絶えてしまい、近縁種が存在しません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】フォルスラコス

“剣の嘴”


Phororhacos

*データ*
<分類>鳥綱ツル目ノガンモドキ科
<大きさ>頭頂高1.5m
<食性>肉食
<発掘地>南北アメリカ(中新世前期~中新世後期)

ワシとダチョウの混交みたいな姿をしていますが、ツルに近い仲間の鳥類です。この陸棲鳥類の仲間は大型の肉食動物が居ない恐竜絶滅後の南アメリカで進化し、その後、北アメリカにも分布を広げました。
カギ型の嘴と鋭い爪の生えた脚、萎縮した翼を持ち、似たような姿をしたディアトリマ(その項参照の事)よりも遥かに肉食性の強い鳥類だったようです。
アーサー・コナン・ドイルの冒険小説で紹介され、一躍有名になりました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ディアトリマ

“クルミを噛み砕く者”


Diatrima

*データ*
<分類>鳥綱ガストルニス目ガストルニス科
<大きさ>頭頂高2m
<食性>通常肉食とされるが、種子食、植物食説もあり
<発掘地>北アメリカ、アジア、ヨーロッパ(暁新世~始新世)

古代の鳥類としては恐らく1,2を争う有名な種類でしょう。「ファイナルファンタジー」シリーズの“チョコボ”等、明らかにこの鳥類がモデルと思われる空想生物は少なくありません。
恐竜が絶滅した後…短期間ではありますが、地上の生活に適応した巨大な飛べない鳥類が生態系の上位生物として君臨していた時期がありました。ディアトリマはそうした地上性鳥類の代表的な種類です。身長が平均的な成人男子の身長を上回る大きな鳥でした。
斧のような太く逞しい嘴を持つ事から、一般に肉食動物だと思われていますが、その一方でディアトリマの嘴の構造が現在のオウムに似ている事を根拠に、ディアトリマを植物食、若しくは種子食だとする説もあるようです。事に依ると今のクマがそうであるように両方食べていたのかも知れません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ウーリーマンモス

“『土の獣』(スラブ語に由来)”


Mammuthus primigenius

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゾウ科
<大きさ>肩高2.8~3.5m
<食性>植物食
<発掘地>イギリス、ロシア、アジア北部(更新世後期)

最早説明は不要でしょう。太古のゾウの仲間で最も著名な生き物のひとつです。湾曲した巨大な牙は雪の下に埋もれた植物を掘り出す為の道具、褐色の長い被毛は寒冷なツンドラ気候への適応です。
骨の化石だけではなく永久凍土に冷凍保存されたミイラまで見つかっており、古代の動物の中でも比較的生態が明らかにされているモノのひとつです。日本でも北海道で歯の化石が見つかっています。
気候の変化と「マンモス・ハンター」と渾名されたクロマニヨン人(現代人の祖先と言われる古代人類)に狩りの対象にされた事で個体数を減らし、絶滅したと考えられています…が、時折シベリアでマンモスと思しき未確認生物の目撃情報が聞かれます。或いは…。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ツァイダモテリウム

“ツァイダム(モンゴルの地名)の獣”


Tsaidamotherium

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ウシ科
<大きさ>肩高1m
<食性>植物食
<発掘地>モンゴル(中新世後期)

左右非対称のツノを持つ植物食動物です。本当は一対のツノなのですが、右側のツノだけが肥大化して頭骨の中央に移動し、恰も一本のツノのようになる一方、左側のツノは痕跡程度にまで退化していました。ニホンカモシカやジャコウウシに近縁だと考えられています。草原に群れで住み、草を食べて生きていました。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】トリケラトプス

“3つのツノの顔”


Triceratops

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(周飾頭亜目)ネオケラトプス科
<大きさ>全長6~11m
<食性>植物食
<発掘地>カナダ、北アメリカ(白亜紀後期)

ケラトプス類(角竜とも言う)の代表種です。鼻先に1本、目の上に2本のツノを持ち、襟首に骨のフリル、口先には猛禽のそれのように鋭利な嘴を持っていました。ケラトプス類は丁度現在のウシやシカと言ったツノを持つ植物食動物の生態的地位にあったと見られ、また化石が比較的まとまった数発掘される事から、生前はある種のウシのように規模の大きな群れで暮らしていたと見られます。化石が豊富な事からよく研究されている恐竜のひとつで、ティラノサウルスの襲撃や仲間同士の争いで傷付いたと思われる損傷した化石がよく見つかります。
強力な嘴と鋭利な頬歯を持つ事から、植物の中でも特に硬い植物(ヤシ、ソテツなど)を食べていた可能性があります。多数の植物食動物が生存の為に偏った植物資源を利用して競合を避ける(所謂「食べ分け」)傾向は現代の植物食動物によく見られますが、ひょっとしたら彼等も「食べ分け」で不必要な競合を避けていたのかも知れません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】プラティベロドン

“平らに突出した歯”


platyberodon

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゴムフォテリウム科
<大きさ>肩高2.5m
<食性>植物食
<発掘地>アジア、アメリカ(中新世前期~中新世後期)

「長顎マストドン類」と呼ばれる古代ゾウの一種です。現存するゾウに比べるとやや短めの鼻と、異常な程長く突き出した下顎、その先端にある平たい鋤のような牙が特徴です。以前はこの牙で地面を掘り起こし、草の根や木の根を食べていたと考えられましたが、牙に残る磨耗の跡を調べた結果、この牙を鉈や鋸の様に用いて木の枝を切り落として食べていたものと判明しました。
プラティベロドンのような、発達した下顎を持つゾウの仲間は一般的なゾウよりも歴史が古く、一時期は世界各地で隆盛を極めていました。彼等の絶滅には森林の後退や競争相手(現生の一般的なゾウ、ウシなどの反芻する植物食動物、ウマなどのイネ科禾本姓植物を食べるのに高度に適応した植物食動物など)の進化などが関与していると考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アイルアルクトス

“ネコのようなクマ”


Ailualctus

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目クマ科
<大きさ>体長1m
<食性>雑食
<発掘地>中国(中新世後期)

知られている限り最古のパンダです。
パンダは熊の仲間ですが、熊としては極めて原始的な種類で、寧ろ「熊の仲間と共通の祖先を持つ進化の傍系」とでも言うべき存在です。
この初期のパンダは身体も小さく(現生のパンダが体重150キログラムにも及ぶ巨漢であるのに対し、その半分以下だったと推測される)、現在のパンダよりも肉食の度合いが強かったと見られています。が、やがて進化の過程で竹ばかりを食べる習性に傾き、現在のパンダへと繋がっていったと思われます(恐らく大型の類人猿など生態的地位に措いて競合する相手が増えた事に拠り、独自の生態的地位を獲得する必要があったモノと推測される)。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ティラノサウルス

“暴虐な爬虫類”


Tyrannosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)ティラノサウルス科
<大きさ>全長11~13m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

「暴君竜」の和名でも知られる大型の肉食恐竜です。恐竜を取り扱った作品では必ず主役かそれに準ずる役で登場しますから、ご存知の方も多い事でしょう。
巨大な頭部、バナナほどもある大きな牙、体に対して不釣合いなくらいに小さい前脚が特徴です。
あまりにも大きい為、しばしば「こんな巨体で狩りが出来たのか、他の肉食恐竜から獲物を奪う腐肉食の恐竜だったのではないか」と言われます。然し、どんな環境であれ、腐肉食一辺倒で暮らしていける動物は存在しません。死肉漁りの汚名を着せられているハイエナは実際は優れたハンターですし、逆にハンターのイメージが強いライオンはしばしば死肉で空腹を満たします(唯一の例外は、恐竜など比べ物にならない移動距離を飛ぶ事に拠って短時間で移動するハゲワシなどの腐肉食鳥類くらいのものです。そのハゲワシでさえ必要に迫られれば自分で狩りをします…彼らの身体のつくりが狩りにはあまり適していないにも関わらず)。
恐らくティラノサウルスも現世の多くの肉食動物と同じく、獲物の生き死ににはあまり拘らない捕食者だった事でしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】エラズモテリウム

“金属製の皿の獣”


Elasmotherium

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目サイ科
<大きさ>全長5m(ツノは含まず)
<食性>植物食
<発掘地>ロシア(更新性後期)

所謂「毛犀」(モウサイ若しくはケサイと読む)の仲間です。アジアゾウに匹敵するくらいの巨体を持ち、額の真ん中に長さ2mにも及ぶ巨大なツノを持っていました(サイのツノはウシやシカのそれとは異なり皮膚や毛に含まれるケラチンが固まって出来ているモノです。その為通常化石には残りませんが、ごく稀に永久凍土の中に氷漬けになった状態で見つかる事があります。また頭骨にツノの付着点となる大きな隆起があり、この部分の大きさによって大体のツノの大きさが判別できます)。ツノを持つサイでは、恐らく生物史上を通じて最大級の種類でしょう。
そのツノがあまりにも見事だった為、しばしば動物文学では揶揄的に「石の心臓を持つユニコーン」と呼ばれます(事実、発見当初はユニコーン実在説の強力な証拠として扱われました。尚、「石の心臓」とは無慈悲、残虐と言う性質への暗喩です)。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オオナマケモノ(メガテリウム)

“巨大な獣”


Giant SlothMegatherium

*データ*
<分類>哺乳綱異節目オオナマケモノ科
<大きさ>全長5~7m
<食性>植物食
<発掘地>南北アメリカ(鮮新世中期~更新世後期)

ゾウよりも大きな体躯を持つ、巨大な地上性のナマケモノです。クマのような体つき、丸太のように太い四肢、鉤状の鋭い爪、咀嚼の為の筋肉がついていた分厚い下顎を持ち、草原で木の葉を食べて暮らしていたと推測されます。
オオナマケモノの仲間は恐竜が絶滅して暫く後の南米で進化し、その後、北米大陸と南米大陸が海峡の後退で繋がると、一部の種類は北米へと進出しました。メガテリウムはそう言うオオナマケモノの仲間でも最も大きな種類です。人間の進出により狩猟の標的とされ、絶滅したと考えられています…が、南米では今でもオオナマケモノの生き残り説の噂が絶えません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】スミロドン

“懐剣の歯”


Smilodon

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ネコ科
<大きさ>体長1.9~2.1m、体高1~1.2m
<食性>肉食
<発掘地>南北アメリカ(更新性後期)

所謂「剣歯虎」(ケンシコ)若しくは「サーベルタイガー」(英語圏ではSaber-toothed Cat)として知られる、発達した犬歯を持つ肉食動物の代表的存在です。口元からはみ出る程の巨大な牙は、マンモスや毛サイ等の大型の獲物を押さえつけ、頚動脈や気管を切り裂くカタチで深い斬り傷を負わせて失血死に至らしめ、捕食する為の最大の武器でした。獲物を「斬り付ける」狩りに適応した為なのか、噛む力は今のネコ科肉食獣に比べて然程強くはありませんでしたが、反対に非常に筋肉が発達していたらしい事が骨格から仮定されています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アエピカメルス

“高いラクダ”


Aepicamelus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ラクダ科
<大きさ>肩高2m(頭頂高3.5m)
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(中新世前期~中新世後期)

現在、北アメリカに真の野生ラクダは居ませんが、実はラクダの仲間は北アメリカで誕生し、其処で進化して世界に分散して行った動物です。アジアに進出したラクダは御馴染みの瘤のあるラクダに進化し、南アメリカに進出した一群はラマやグアナコなどのアメリカラクダ類に進化しました。然し、本家北アメリカでは環境の激変や人間の進出により、ラクダ類は絶滅に追い込まれてしまいます。
北アメリカのラクダは、ウマやガゼルのような疾走する小型植物食動物のニッチや、キリンのような高木の枝葉を食べる大型植物食動物のニッチに進出して、数多くの種類が存在していました。その中で、キリンの生態的地位にあったラクダの一種がこのアエピカメルスです。彼らは胴体に比べとても長い脚と頚を持ち、他の動物が食べられない高位置の枝葉を独占して食べて生きていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】エピガウルス

“バケツの近く”


Epigaulus

*データ*
<分類>哺乳網齧歯目ミラガウロドン科
<大きさ>全長35~40cm
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(中新世中期~中新世後期)

鼻先に一対のツノが生えた、プレーリードッグに似た姿の古代の齧歯類です。前脚に不釣合いなほど巨大な爪を持ち、それで地面に穴を掘って棲んでいました。ツノの役割はよく判っていませんが、メスと思しきツノのない個体の化石も見つかっている事から、恐らくオスのみにある性的特徴だったと考えられています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】インペリアル・マンモス

“帝王のマンモス”


Mammuthus inperator

*データ*
<分類>哺乳網長鼻目ゾウ科
<大きさ>肩高4m以上
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(更新世後期)

所謂「マンモス」と聞くと、毛むくじゃらで湾曲した牙を持つあの姿を思い浮かべるかも知れません。然し、それは「マンモス」と呼称されるゾウの仲間のひとつの種に過ぎず、広い意味での「マンモス」に含まれるゾウには、前述の毛むくじゃらのマンモスの他に幾つかの種類がありました。
図示したこのマンモスは「インペリアル・マンモス」(帝王のマンモス)と呼ばれる種類で、マンモスの仲間では勿論の事、全ての種類のゾウの中で最大級の体を持っていました。学者に拠っては同じ時期に同じ地域に棲息していたコロンビアマンモス(Mammuthus columbi)と同一の種とする事もあります。


(イラスト&文責・熊猫堂)

【古生物画廊】ドエディクルス

“擂粉木状の尾”


Doedicurus

*データ*
<分類>哺乳網異節目グリプトドン科
<大きさ>全長3.6m、体高1.7m
<食性>植物食
<発掘地>アルゼンチン(鮮新世後期~更新性後期)

生物史上、最も重厚な武装を発達させた哺乳類。現在のアルマジロに近い仲間(グリプトドン類)です。体はウシに匹敵する位大きく、頭と身体にはそれぞれ六角形の小骨片が密生して形成される分厚い甲羅を持ち、長い尾の先端には骨質の棘が生えていました。甲羅は捕食者の牙や爪から身を守る為の鎧、尾の棘は捕食者に対して極めて打撃力の高い武器として機能しました。然し皮肉な事に、南米大陸に人類が進出すると堅牢な甲羅が楯の材料として珍重され、過剰に殺され、絶滅してしまいました。

(イラスト&文責・熊猫堂)

【古生物画廊】アンドリューサルクス

“ロイ・アンドリュース(古生物学者)所縁の支配者”


Andrewsarchus

*データ*
<分類>哺乳網無肉歯目メソニクス科
<大きさ>全長4~6m(推定)、頭骨全長85cm
<食性>肉食
<発掘地>モンゴル(始新世中期)

生物史上最大級の陸上肉食動物です。全身骨格は未だ発見されていないものの、発掘された保存状態の良い頭骨はそれだけで1メートルに近い長さがあり、恐らくカバをも凌ぐ巨体だったと推測されます。
現存する如何なる肉食動物とも類縁の無い肉食動物で、原始的な有蹄動物から独自の進化を遂げたと考えられています。その証拠(?)に、足の指には鉤爪ではなく蹄がついていました。
硬いものを噛み砕くのに適した歯を持ち、獲物の骨をも噛み砕いたかも知れません。またこの歯は、カメや貝などの堅牢な甲殻さえも易々と噛み砕いたとも言われます。


(イラスト&文責・熊猫堂)

用語解説

このブログの記事編成について、蛇足乍ら解説します。



*************************

<【百怪繚乱】の記事編成の見方>

○○○(その妖怪の読み仮名)

大別*その妖怪の凡その分類。一般的な見解を元にProject λが独自に選定したもの。妖獣、霊獣(動物型の妖怪、前者はケイオティックで後者はローフル)、精怪(山水の霊気が凝り固まって生じた妖怪)、精霊(前述の妖怪でよりカミサマに近い存在)、幽霊(人間や動植物の霊魂)、妖火(火に関わりの強い妖怪)等。
分布*その妖怪の主な出身・活動地。
棲息地域*その妖怪の出没する環境
性質*その妖怪の性格や行動パターン


*************************

<【古生物画廊】【絶滅動物画廊】の記事編成の見方>

( )内はその動物の「学名」
( )が無い太字の英語表記は「英語圏でのその動物の通称」

*データ*
<分類>その動物の分類を「綱(こう)」「目(もく)」「科(か)」まで明記
<大きさ>その動物の体のサイズ
<食性>その動物が何を食べていたか、簡単に表記
<発掘地or棲息地>その動物が住んでいた場所、若しくは化石が見つかった場所。( )内は絶滅が確定した時期、若しくは住んでいた凡その地質時代


*************************

尚、解説文は過去の熊猫堂のブログに掲載されたモノを元に、【古生物画廊】【絶滅動物画廊】の解説は熊猫堂が、【百怪繚乱】の解説文は夢飼 龍が編集しています。

ごあいさつ

お越しの皆様、はじめまして。
「Project λ」の夢飼 龍です。

「Project λ」は、現生動物・古代~近世の絶滅した動物・未確認生物(妖怪含む)等に関する情報を蒐集・研究するアマチュアサークルです。
此度、「Project λ」イラスト担当の熊猫堂(ぱんだどう)の此れ迄の創作活動を含め、これまで「Project λ」が古今東西より蒐集した情報の一端をブログと言うカタチでまとめ、皆様にお目にかける運びとなりました。

現生動物・古代~近世の絶滅した動物・未確認生物のお好きな方、宜しくお付き合いの程ご挨拶申し上げます。
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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