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【絶滅動物画廊】ダイカイギュウ

“水中のウシ”

Steller's Sea CowHydrodamalis)

*データ*
<分類>哺乳綱海牛目ダイカイギュウ科
<大きさ>全長7.5~9m、体重4~5t
<食性>植物食
<棲息地>ロシア(ベーリング島近隣、1768年絶滅)

絶滅した水棲の植物食動物。今のジュゴンやマナティーに近縁の動物ですが体は遥かに大きく、最大の個体では全長9メートル、体重も4トンはありました(比較用に現生のバンドウイルカを配しています。バンドウイルカの大きさは3メートル程度とお考え下さい)。
嘗てロシアのベーリング島周辺の海に棲息し、コンブなどの海藻を主食にして生きていました。発見者であるドイツ人医師ゲオルグ・シュテラーへの献名である「ステラーカイギュウ」の名前で御存知の方も多いかと思います。
1741年に発見されて後、凡そ30年と言う恐るべきスピードで絶滅した事でも知られています。この記録は全ての絶滅動物の中でも異常な程の早さです。


(イラスト&文責 熊猫堂)
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【絶滅動物画廊】ジャイアントモア

“最大級の恐ろしげな鳥”

Giant MoaDinornis maximus

*データ*
<分類>鳥綱駝鳥目オオモア科
<大きさ>頭頂高3.6m
<食性>恐らく植物食
<棲息地>ニュージーランド(17~18世紀頃に絶滅したと見られる)

絶滅した古代の鳥類。現生のダチョウに近い仲間ですが、もっと大きな体を持っており、身長3.6メートル、推定体重は250キログラムに達します。
嘗て絶海の孤島だったニュージーランドにて、様々に分化して栄えた地上性鳥類、所謂「モア」(Moa)の中でも最も大きな種類でした。絶滅したのは地質学的にはつい最近の事、7~800年前まで生存していたと言われています。絶滅の原因はニュージーランドに人類(マオリ族、及びそれ以前の先住民族)が移住し、狩りの獲物としてすっかり捕り尽してしまった為だとされています。
植物食のおとなしい鳥類だったようです。

モア類にはこの種の他に20数種類もの仲間がおり、ヒトの背丈ほどの中型種や、シチメンチョウ位の大きさの小型種も居ました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】ドードー

日本語では「愚鳩(ぐきゅう)」とも

Dodo

*データ*
<分類>鳥綱鳩鴿目ドードー科
<大きさ>全長110㎝
<食性>植物食の強い雑食
<棲息地>モーリシャス諸島(1681年絶滅)

島での生活に適応して飛ぶ力を捨てた、地上性の巨大なハトの仲間です。手斧のような巨大な嘴を持ちますが果実を好んで食べるおとなしい鳥だったと言われます。肉を食料にする為に多数が狩られたのみならず、移民船から進入したネズミやイヌ、ブタにより直接的・間接的に殺され(ネズミは雛を襲い、イヌは巣篭もりの成鳥を襲い、ブタは卵を捕食し彼らの食べ物を奪った)、発見後数百年で絶滅してしまいました。

英語圏で「Dodo」の語は“滅び去った者”の代名詞に使われています。また、ドードーの詳細を調べた鳥類学者が謎の死を遂げているとされ、此れを「ドードー・ジンクス」若しくは「カース・オヴ・ドードー」と呼んでいるそうです。
日本では「ドラえもん」など多数のフィクションにも登場している(最近では「ハリー・ポッター」シリーズに瞬間移動する魔法の鳥“ディリコール”として登場します)ので、ご存知の方も多い事でしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

*************************

絵描き曰く「ホンモノより顔つきが凶悪になってしまった」そうです…それは描き主に似たんじゃ無いのか、とこっそりツッコミ(夢飼 龍)

【古生物画廊】ニムラーヴス

“ニムロッド(ヘブライ語で「敵対者」を指す)の祖父”

Nimravus

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ニムラーヴス科
<大きさ>全長1.2m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ、カナダ(漸新世~中新世)

一見するとネコ科の動物に似ていますが、現在はネコ科とは別の科として分類されるようになりました。発達した犬歯を持ち、英語圏ではしばしば「False Saber-toothed Cat」(偽の剣歯虎)と呼ばれます。本当の意味での剣歯虎が進化する以前に、同様の生態的地位にあった動物だと考えられます。
こうした動物の事を「先行型動物」(アンシーデントタイプ・アニマル)と言います。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シンテトケラス

“寄せ集めのツノ”

Synthetoceras

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目プロトケラス科
<大きさ>全長2m、肩高1m以下
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(漸新世後期~鮮新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。偶蹄類のなかで最初にツノを発達させた動物群の一種で、それらの中でも最も後の時代まで栄え、且つ最も大きくなった種です。シカに似ていますが、分類学的には寧ろラクダに近い仲間です。
鼻先に二股に分かれたツノを一本、頭頂部に一対のツノを生やしていました(但し、吻部のツノはオスにのみ見られる特徴だったと考えられています)。四肢の指は2本にまで減少していました。
湿潤な森林を住環境として好み、草よりは木の葉を好んで食べたと推定されています。後に北米大陸に草原が広がるとその新たな環境に順応できず、草原にシカやバイソンが繁栄するのと入れ替わりに衰退していきました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】ホオダレムクドリ

ムクドリとしてはかなり大型です

Huias

*データ*
<分類>鳥綱燕雀目ホオダレムクドリ科
<大きさ>全長50㎝前後
<食性>昆虫食
<棲息地>ニュージーランド(1907年絶滅)

「フィア」と言う現地名で呼ばれる事もあります。日本のムクドリに近縁の鳥で、オスとメスで嘴の形が異なると言う特徴があります(奥がオス、手前の長い嘴がメス)。
これは餌の捕り方をオスメスで変化させる事で、より広い空間を利用しようとする進化戦略に基づく形態だと言われています(因みにニュージーランドにはこの鳥について、オスが短く強い嘴で樹皮を剥がし、メスが長い嘴を使って奥の虫を探り当てると言う伝承が伝えられています)。
残念乍ら1900年代初頭に捕獲されたのを最後に、生きたホオダレムクドリを見た人は居ません。森林の伐採が絶滅の原因だろうと言われています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ブラキオサウルス

“前脚の爬虫類”

Brachiosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)ブラキオサウルス科若しくはカマラサウルス科
<大きさ>頭頂高12~14m、全長24~28m
<食性>植物食
<発掘地>タンザニア、北アメリカ(ジュラ紀後期)
※タンザニアで発掘された化石は「ジラファティタン」(Giraffetitan)と言う別種に分類される事もある

全身の復元が可能な化石が揃っている内では最大級の恐竜。所謂「カミナリ竜」のひとつです。長い頚と尾、がっしりとした四肢は、一般的な「恐竜」のイメージに頗る近い姿ですね。
この種は、前脚が後脚よりも発達している(通常のカミナリ竜は後脚の方が発達している。これは後脚だけで2足歩行をしていた先祖から進化して再び四足歩行になった為)事と、頭頂部がドームのように盛り上がるのが特徴です。ノミのような鋭い歯を持ち、針葉樹の高い枝を主食にしていたと考えられています。
嘗てはその巨体を水の浮力で維持するカバのような親水性の動物と考えられましたが、現在ではこの説は否定されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】インドリコテリウム

“インドリク(ロシアの伝承に登場する獣王)の獣”

(Indricotherium)

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ヒラコドン科
<大きさ>頭胴長10~11m、肩高4.5~5m
<食性>植物食
<発掘地>カザフスタン、モンゴル(漸新世後期)

嘗ては「バルキテリウム」とも呼ばれましたが、先に記載されたインドリコテリウムの名が有効になりました。
生物史上最も巨大だった陸生の哺乳類です。現代のサイに近い仲間で、体重は最大見積もりで20tにも達しました。
頭骨だけでもウマ1頭に匹敵する大きさがあり、小さな臼歯がタケノコほどのサイズがあります。あまりにも巨大なその姿を比喩した以下の言葉があります。

軍隊が2列の編隊を作って、インドリコテリウムの四肢の間の隙間を、恰も凱旋門を通過するが如く行進できる

このサイズは陸上哺乳類の最大値ギリギリだったらしく、インドリコテリウム絶滅後、この動物を凌駕するサイズの陸棲哺乳類は登場していません。
木の葉を食べる動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】カルカロドン

“巨大なギザギザのある歯”

Carcharodon megalodon

*データ*
<分類>軟骨魚綱ネズミザメ目
<大きさ>全長12~16m
<食性>肉食
<発掘地>世界各地(中新世)

ムカシオオホオジロザメと言う和名で呼ばれる事もあります。
全長16メートルにも達したと推定される、絶滅した古代のサメです。恐竜や海の大型爬虫類が絶滅した後、一時期海の生態系のトップに君臨していました。
日本では古来、この古代ザメの歯の化石を「天狗の爪」と呼び、魔除けなどに珍重していました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

タカへ

飛ぶ事を忘れた、幻のクイナ

Takahe

ニュージーランドのごく一部に現存する、飛べないクイナの仲間です。ニワトリほどの大きさ(全長50~65cm、体重3kg内外)があり、太くて器用な脚と、植物を噛み潰す為の上下に分厚い強い嘴を持ちます。名前はマオリ族の呼び名をそのまま踏襲したモノで、別名をノトルニスとも呼びます。性質は温和で、イネ科の草を食べるヴェジタリアンです。

1848年に化石が発掘され、当初は絶滅した古代の鳥だと思われていました。ところが19世紀後半に生きた個体が発見され、その後消息が途絶えたものの、1948年に再び発見されたのです。現在タカへは300羽程が細々と種の命脈を保っており、ニュージーランドではこの飛べない鳥を絶滅から救う為、外来動物の駆除や人口孵化・育雛による個体数増加、更には飼育個体の野生復帰など、ありとあらゆる手段が試みられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】クアッガ

特徴的な鳴き声が名前の由来

Quagga

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ウマ科
<大きさ>体高1.3m
<食性>植物食
<棲息地>南アフリカ(1878~1882年絶滅)

絶滅したシマウマの一種です。縞模様が体の前半分しかなく、胴体は褐色、四肢は灰色味を帯びた白と、今知られるシマウマとは随分異なる姿をしていました。
嘗ては南アフリカの草原に広く分布していましたが、肉と皮革を狙った狩猟により数を減らし、1878~1882年頃に絶滅してしまいました。
最近、この動物の数少ない標本(ヨーロッパを中心に20体前後と推測される)からDNAを採取し、現存するシマウマの胚に移植して、人工的にクアッガを復活させようとする試みが続けられています。

シマウマは気難しく飼い馴らすのが難しい生き物ですが、このクアッガは比較的飼い馴らし易く、アフリカに別荘を構えた貴族は馴らしたクアッガに馬車を曳かせていました。但しクアッガを含むシマウマ類は乗用馬に比べ背骨の構造が脆弱な為、乗用に用いるのは不可能と言われています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】ブルーバック

名前はアフリカーンスの言葉で「青いシカ」を意味します

Blue Buck

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ウシ科
<大きさ>肩高1.2m
<食性>植物食
<棲息地>南アフリカ(1800年代初頭絶滅)

嘗て南アフリカのサヴァンナに棲息していたウシ科の哺乳類です。
美しい青灰色の毛並みと大きく発達したツノを持つ優美な動物で、その毛皮の色から「青いシカ」を意味する名前がつけられました(Buckはアフリカーンス、即ちオランダ系アフリカ人の言葉でシカ類全般を指す言葉)。
元々棲息域は然程広くなく、それほど数の多い動物ではありませんでしたが、美しい毛皮や立派なツノを持つ動物の常と言うものなのでしょうか。過剰な狩猟圧に晒されてたちまち数が減り、元々の棲息地域は片っ端から開発されて住処をも失い、1799~1800年に殺された個体を最後に生きた姿が見られなくなりました。
一部の研究者によると、1800年代以降、アフリカ各地に大規模な国立自然保護区が創設されるようになった切っ掛けのひとつは、このブルーバックの絶滅だったとも言います。

彼らの青い毛並みは特殊な色素に拠るもので、雨で濡れたりすると若干色が落ちると言う(獣の毛の色素としては少々変わった)特徴があります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ヘリコプリオン

“コイル状の鋸歯”


Helicoprion

*データ*
<分類>軟骨魚綱ユージェネオドン目
<大きさ>不明(歯の化石しか見つかっていない為)
<食性>恐らく肉食
<発掘地>ロシア、日本、オーストラリア、北アメリカ(ペルム紀)

恐竜が現れる以前の海に棲息していた、古代のサメの仲間です。
サメの類は歯以外の骨が軟骨で出来ている為化石になり難く、このヘリコプリオンも実際に見つかっているのは歯の化石だけなのですが、その歯の化石がバラバラに分離せず、ゼンマイのようにぐるぐると巻いているのが特徴です。
前述の通り身体の化石が見つかっていない為、その復元図は未だ「これ!」と言う決定的な物が無く、文字通り復元するヒトによって様々なのですが、この絵では割とオーソドックスな復元にしました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】バシロサウルス

“王者の爬虫類”

Basilosaurus

*データ*
<分類>哺乳綱鯨目バシロサウルス科
<大きさ>全長18~25m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ、エジプト(始新世中期~始新世後期)

絶滅した古代の海の哺乳類。名前に「サウルス」(ギリシア語でトカゲ、爬虫類を意味する)と付きますが、爬虫類ではなくてクジラの仲間です。
嘗てはゼウグロドン(Zeuglodon…軛(くびき…馬車の部品のひとつ、ウマやウシの首に繋げて馬車と連結させるのに用いる)の歯、の意)とも呼ばれていました。日本では「ムカシクジラ」とも呼びます。
現存のクジラと異なり、身体に脂肪分が殆ど付いていません。また、頭骨が陸上生物の名残を留め、且つ今のクジラに比べ身体に対して小さめだった為、生前の姿はクジラと言うより鰭の付いたウミヘビのようでした。
全長が25メートルにも及ぶ巨大な生物で、当時の海では最強の捕食者のひとつでした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】エナリアルクトゥス

“海棲のクマ”


Enaliarctos

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目エナリアルクトゥス科
<大きさ>全長1~1.5m
<食性>魚食
<発掘地>北アメリカ、日本(漸新世後期~中新世前期)

知られている限り、最古のアザラシ類です。四肢は鰭状に進化していましたが、頭の骨や歯の形状、及び耳の構造は陸上動物(イタチに近い仲間だと考えられている)の名残を色濃く留めていました。頭骨の作りが保守的だと言う事、また化石が嘗ての沿岸部で見つかっている事から、恐らく現在のアザラシ類ほど高度に水中生活に適応していなかったのだと考えられます。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ペロロヴィス

“怪物のような雄ヒツジ”


Pelorovis

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ウシ科
<大きさ>体長3m、肩高2m
<食性>植物食
<発掘地>アフリカ(更新世中期~更新世後期)

絶滅したウシの仲間で、現在アフリカに棲息するアフリカヤギュウに近縁だと言われています。最大の特徴は下向きに湾曲した大きな目立つツノで、大きな個体では端から端までの差し渡しが3mにもなりました。学名(「怪物のような雄ヒツジ」の意)はこのツノに由来します。
巨大なツノの復元については、此処に図示した他にも諸説あるようです。草を食べる動物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オオツノジカ(メガロケルス)

“巨大なツノ”


Irish ElkMegalocerus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目シカ科
<大きさ>全長3.1m、肩高2.3m
<食性>植物食
<発掘地>ヨーロッパ、ロシア、中国、日本(更新世後期)

マンモスと同じ時代に生きていた古代のシカで、シカの仲間では最大の体(大型のウシに匹敵する大きさ)と、角幅が3.7m、総重量50kgに及ぶ巨大なツノを持ちます。英語圏ではしばしばIrish Elk(アイルランドオオジカ)と呼ばれますが、アイルランド特産でも無ければ(化石からの推測では北半球の広い地域に棲息していたと考えられる)所謂「エルク」(ヨーロッパではヘラジカの異名、アメリカではアカシカの一種を指す)の近縁種でもありません。
巨大なツノはメスを巡るオス同士の争いで儀式的闘争を行う際に(視覚的及び実戦的に)用いられたと見られ、所謂「ハンディギャップ理論」(生存に不利な程のディスプレイ器官を敢えて保持する事で、却って生存の可能性が高まる事)の典型と言われます。草を食べる動物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ギガントピテクス

“巨大な類人猿”


Gigantopithecus

*データ*
<分類>哺乳綱霊長目ショウジョウ科
<大きさ>身長2~3m
<食性>植物食
<発掘地>中国(更新世前期~更新世中期)

絶滅した古代の類人猿。
身長が2メートル以上に及ぶ巨大な類人猿で、ゴリラやチンパンジーとは異なり、ヒトのように直立歩行したと考えられています。
この類人猿の生き残りこそ「雪男」の正体だとする識者もいます。
巨大な生き物でしたが、植物食の温厚な生き物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】スティラコサウルス

“スパイクを持つ爬虫類”


Stylacosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(周飾頭亜目)ネオケラトプス科
<大きさ>全長5~7m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

トリケラトプスやプロトケラトプスと言った、所謂「角竜」の一種。体つきはトリケラトプスよりも華奢で、鼻面に1本、目の上に小さいモノが2本、襟飾りに6本、計9本のツノを持っていました。これらのツノは(鼻先のツノを除いて)実質的な武器と言うよりも視覚的な武器だった可能性があります。また、襟飾りのツノが短い化石も見つかっており、若年個体だったのか、若しくはメス(つまり、荘厳な襟飾りのツノはオスのみの特徴)だったかも知れません。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ドウクツグマ(ウルスス・スペラエウス)

石器人類の畏怖の対象


Cave BearUrsus spelaeus

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目クマ科
<大きさ>全長2~2.8m
<食性>雑食
<発掘地>ヨーロッパ、ロシア、中国(更新世)

絶滅した古代の巨大熊。剣歯虎やマンモスに次いで有名な氷河時代の動物かも知れません。
現生のヒグマよりも巨大な動物で、全長2.8メートル、後脚で立ち上がった時の身長が2.4メートル、体重は1トン弱にも達する巨体を誇ります。ヒグマと同じく雑食動物で、主な餌は植物質ですが、飢えれば動物を襲って食べる事も厭わなかったでしょう。
古代の狩人たち(ネアンデルタール人=ホモ・ネアンデルタレンシス)はこの動物を特別な存在としていたらしく、好んで狩りの対象にした(他の獲物よりも数段命の危険を伴うリスクにも関わらず)のみならず、その頭骨を宗教的儀礼に用いていたようです。石器人の遺跡からはしばしば、この動物の頭骨だけを選りすぐって埋葬した形跡が見つかります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オステオドントルニス

“骨質の歯を持つ鳥類”


Osteodontornis

*データ*
<分類>鳥綱全蹼目オドントプテリクス科
<大きさ>全長1.5m、翼開長6m
<食性>魚食
<発掘地>アメリカ、日本(中新世)

ペリカンに近い仲間の古代鳥です。現在、海にはアホウドリ、カモメ、ウミツバメなど様々な種類の鳥類が進出していますが、マンモスが地上を歩くより遥か以前…恐竜が絶滅して間も無い頃は、ペリカンの仲間が有力な海の鳥類として隆盛を極めていました。オステオドントルニスはその中でも最大級の鳥類で、現存する最大の海鳥・ワタリアホウドリ(翼開長3m)の2倍はある大きな鳥でした。
魚を捕らえる為、嘴の縁に歯のようなギザギザがあるのが特徴です(学名はこの嘴に由来)。ペリカンのような発達した喉袋は持っていませんでした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ウィンタテリウム

“ウィンタ(アメリカの一地名)の獣”


Uintatherium

*データ*
<分類>哺乳綱恐角目ウィンタテリウム科
<大きさ>体長3.5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世中期)

絶滅した古代の植物食動物。大きさも体型もサイにやや似ていますが、全く類縁が異なる動物です。
顔面にある3対の骨質のツノ(頭蓋骨の一部が肥大化したモノで、生きていた時はキリンのツノの様に皮膚に覆われていた可能性がある)と鋭い牙が特徴です。ツノはオス同士の争いに、牙は外敵への視覚的防御だったと考えられています。
恐竜絶滅後、現代で言うところのゾウやサイの生態的地位を占めた最初の動物と考えられています。森林性で、木の葉を主に食べる動物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アルシノイテリウム

“アルシノー妃の獣”


Arsinoitherium

*データ*
<分類>哺乳綱重脚目アルシノイテリウム科
<大きさ>体長3.5m
<食性>植物食
<発掘地>エジプト(漸新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。外見は1対の巨大なツノを持つサイに似ていますが、サイより寧ろゾウに近い仲間です。大型の植物食動物(小柄なゾウくらいはある)としては最も早く地上の植物(イネ科の禾本性植物)を食べる事に適応した動物だと考えられています。ツノの中は空洞になっていて、武具と言うよりは鳴き声を増幅させるディスプレイ器官だった可能性が示唆されています。
名前は最初に化石が見つかった場所が、エジプトのプトレマイオス王の正室・アルシノー女王の宮殿があったとされる場所の近隣だった事に因みます。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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