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【古生物画廊】ティラコスミルス

“有袋類の剣歯虎”

(Tylacosmylus)

*データ*
<分類>哺乳綱有袋目ボルヒアエナ科
<大きさ>全長1.2~1.5m(推定)
<食性>肉食
<発掘地>アルゼンチン(中新世~鮮新世)
※近年は独自のティラコスミルス科に分類される事も多い

絶滅した古代の肉食動物。外見はサーベルタイガー(剣歯虎)に似ていますがネコ類では無く、肉食に適応したカンガルーの仲間(有袋類)です。
嘗て他の大陸から隔離された南アメリカに措いて、最強の捕食者として君臨していた動物と言われています。

ティラコスミルスの巨大な牙は齧歯類のそれと非常に良く似た所謂「無根歯」(むこんし)で、生涯を通じて伸び続ける為牙が磨耗しても消滅する事は無く、また折れても再生が可能でした。この形質は、典型的な真獣類式に乳歯と永久歯しか存在せず、一度牙が損傷すると再生が利かない真のサーベルタイガー達よりも寧ろ有利と思われます。
下顎が突出して「鞘」を形成し、牙の保護と同時に自身が傷付かないようになっていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)
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【古生物画廊】ヘミキオン

“半分イヌ”

Hemicyon

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目クマ科
<大きさ>体長1.5m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ、ヨーロッパ(鮮新世前期)

絶滅した古代の肉食動物。クマの一種ですが、速く走る事に適応した軽快な体つきをしており、発見当初はイヌの仲間だと思われていました(学名はその事に因むモノです)。
雑食性で動きが緩慢な種が大半を占める現生のクマとは異なり、発達した四肢で獲物を追い回す活発な肉食動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】チャンプソサウルス

“ワニに似た爬虫類”

Champsosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱コリストデラ目
<大きさ>全長2.5~4m
<食性>肉食若しくは魚食
<発掘地>北アメリカ、ヨーロッパ(白亜紀後期~始新世末期)

絶滅した古代の爬虫類。ワニに似ていますが類縁は全く異なり、今は子孫が現存しない動物です。当時、今のワニが占めていた「淡水域の大型捕食者」の生態的地位をほぼ独占していました(この頃のワニは小型のモノが多く、陸棲の傾向が強かった)。後頭部がハート型に膨らんだ奇妙な形状の頭の骨と、ひとつしか無い鼻の穴が特徴です。
恐竜時代の終わり頃には既に地上に現れ、恐竜、翼竜、海の大型爬虫類を滅ぼした大絶滅を生き延びた数少ない生き物でもあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ヴルパーヴス

“キツネの祖父”

Vulpavus

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ミアキス科
<大きさ>全長50㎝
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ(始新世前期)

絶滅した古代の肉食動物。現在生きている全ての肉食動物(イヌ、ネコ、クマ、イタチ、アザラシ…etc)へ繋がる系統の動物としては最も古い種です。スマートな体型と長い尾、木登りに適した形状の四肢を持ち、活発な樹上生活者だった事が伺えます。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アンキテリウム

“類似する獣”

(Anchitherium)

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ウマ科
<大きさ>肩高90㎝
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ、アジア、ヨーロッパ(中新世後期)

絶滅した古代のウマ。ウマ類の祖形的動物より現生のウマとは別の方向へと進化した、現在では子孫が生き残っていない動物です。大きさはヒツジくらい、脚には3本の指があり、歯列はウマとしては極めて保守的な構造になっていました。木の葉を食べる動物だったと考えられ、恐らく現代のシカ類のような生態的地位にあったと思われます。
日本でもこの動物の化石が発掘されており、見つかった場所の地名を取ってヒラマキウマと呼ばれています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】メタミノドン

“中庸の守護する歯”

Metamynodon

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目アミノドン科
<大きさ>全長4m
<食性>植物食
<発掘地>モンゴル(始新世後期)

サイに近縁の古代の植物食動物です。偶蹄類が世界的に大繁栄する以前、地上に措ける多くの植物食動物の生態的地位は奇蹄類によって占められていましたが、メタミノドンはそうした奇蹄類のひとつで、現在で言えばカバの生態的地位に居たと考えられています。
恐らく、一日の大半を川や沼で過ごしていましたが、強力な顎と頑丈な歯、更に顎の筋肉の付着点となる隆起が発達した頭骸骨を持つ事から、食べるものは陸上の植物、それも草より樹皮や低木の枝と言った拠り硬質なものだったろうと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アメリカマストドン

“乳房に似た歯”

Mammut americanum)

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目マムート科
<大きさ>肩高2~3.4m、体長4~5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(更新世後期~完新世)

絶滅した古代のゾウ。マンモスに似ており、混同されますが別の種類です。
現代のゾウに比べるとずんぐりとした体型をしており、牙は緩くカーブするものの比較的真っ直ぐに伸びます。木の葉や樹皮を食べる動物で、それらを咀嚼する為に鈍い咬頭を複数備えた独特な形状の奥歯を持ち、それが女性の乳房を連想させる事から「乳房に似た歯」を意味する学名がつけられました(因みに命名は有名な古生物学者ジョルジュ・キュヴィエ)。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ヒアエノドン

“ハイエナの歯”

(Hyaenodon)

*データ*
<分類>哺乳綱肉歯目ヒアエノドン科
<大きさ>全長1~1.5m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ、中国(始新世中期~漸新世後期)

現在は絶滅してしまった肉食動物には、子孫が現存していない系統が幾つかあります。このヒアエノドンはそのひとつ。
外見はハイエナに似ていますが、今の肉食動物とは進化の道筋が異なる「肉歯類」(クレオドンタ)と呼ばれる動物のひとつです。体に比して頭が大きく、やや胴長短足な体型をしていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】エオマニス

“端緒の輪”

Eomanis

*データ*
<分類>哺乳綱穿山甲目センザンコウ科
<大きさ>全長30cm
<食性>昆虫食
<発掘地>ドイツ(始新世中期)

絶滅した古代の昆虫食動物。センザンコウの先祖にあたる動物です。
全身に毛が固まって出来た鱗状の装甲を持ち、昆虫…特にアリ、シロアリを舐め捕って食べる食性に適応して、歯が殆どありません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ブロントテリウム

“雷鳴の獣”

Brontotherium

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ブロントテリウム科
<大きさ>体長4.5m、肩高2.5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世末期~漸新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。現存するゾウに匹敵する大きな身体を持ち、鼻面に骨質のツノを持つなど、外見はサイにやや似ていましたが、サイよりも寧ろウマに近い仲間(ティタノテリウム類と呼ぶ)です。
疎林が点在する草原に住み、潅木の葉や沼地の柔らかい植物などを食べる動物でした。その食性の為に、後に森林や疎林が後退して草原が拡大し、イネ科の禾本性植物が勢力を拡大すると次第に住む場所を失い、急速に衰退してしまいました。これは大型植物食動物としては割と短期間の繁栄でした。

「雷鳴の獣」を意味する学名は、ネイティヴアメリカンの伝承に登場する空想上の動物「サンダーホース(雷馬、カミナリウマ)」に由来するものです。


(イラスト&文責 熊猫堂)

ミヤマオウム

金属的な叫び声が名前の由来


Kea

ニュージーランドの山中に棲息する大型のオウム(全長40~50cm、体重700~1100g)です。普通、オウムの類は果実や堅果を好んで食べる鳥ですが、この鳥はカラスのように何でも食べる雑食性の鳥で、ヒツジの屍肉に群がる様子があまりにも不気味な為、その様子がかなりの誇張を含んで喧伝されています。
ヒツジの屍肉の他、動物性の餌としては昆虫やその幼虫も頻繁に捕食し、海鳥が巣篭もりの時期に入るとその雛や卵も食べます。この食性と、旺盛な繁殖力がモノを言うのか、多くのオウムが絶滅の危機に立たされている昨今であるに関わらず、ミヤマオウムだけは未だにニュージーランドで隠然とした繁栄を保っています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

*************************

絵描きの便だと「鉤型の嘴で自転車のタイヤを噛み裂いてパンクさせる」悪戯も頻繁に行うそうです…ますます日本のカラスみたいな鳥ですな。(夢飼 龍)

【古生物画廊】アグリオテリウム

“荒野の獣”

(Agriotherium)

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目クマ科
<大きさ>体長2m
<食性>肉食
<発掘地>ヨーロッパ、アジア、アフリカ(中新世後期~更新世)

原始的なクマ類の一種です。現存するクマが頑丈で重々しい体つきをしているのに対して、アグリオテリウムの体つきはやや軽快な作りになっていました。歯の形から、現存するクマよりも捕食性の度合いが強かったと推測されています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】コリフォドン

“統率者の歯”

Coryphodon

*データ*
<分類>哺乳綱汎歯目コリフォドン科
<大きさ>体長2~2.5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ、中国(暁新世後期~始新世前期)

恐竜が生きていた時代、地上の大多数の生態的地位は恐竜を始めとする大型爬虫類の一群が独占していた為、同時代に生きていた哺乳類は体を小型化させ、爬虫類の利用し得なかった生態的地位に納まって生きていました。
恐竜が絶滅し、多くの生態的地位が空白になると、それまで日陰者の存在である事を余儀なくされていた哺乳類は爆発的に適応放散し、様々な形態に進化していきました。

コリフォドンはそうした哺乳類の進化の歴史の中で、最初にクマより大きな体躯を得た植物食動物で、現在にその子孫を残していない古代哺乳類のひとつです。鼻先から尾の付け根まで2~2.5メートルになりました。口に生えた鋭い牙は、主食である植物の根を掘り起こすのに用いられた事でしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】メイオラニア

“小柄な引き裂き魔”

Meiolania)

*データ*
<分類>爬虫綱カメ目メイオラニア科
<大きさ>全長2.5m
<食性>恐らく植物食
<発掘地>オーストラリア(更新性)

絶滅した古代の陸棲カメ。現生のガラパゴスゾウガメよりももっと大きく、もっと重い動物で、尾には鎧状の装甲、頭には太いツノを持っていました。この尾と頭の装甲の為に、「危機が迫ると甲羅の中に手足を引き込めて身を護る」と言うカメ独特の防御法は使えませんでしたが、堅牢な装甲はそのハンディキャップを補って余りある程でした。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ドルードン

“槍の歯”

Dorudon

*データ*
<分類>哺乳綱鯨目バシロサウルス科
<大きさ>全長3~4m
<食性>魚食
<発掘地>エジプト(始新世中期~始新世後期)

絶滅した古代の海の哺乳類。原始的なクジラの一種で、大きさも暮らし振りも現在のイルカに近いものだったと考えられています(化石の発掘状況からかなり大規模な群れで生活していたと推測される)。大きさ以外は近縁種であるバシロサウルスによく似ており、嘗てはバシロサウルスの子供の化石だと誤認された事もあります。
様々な魚類が主な食べ物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】ジャイアント・レムール(メガラダピス)

“巨大なキツネザル”

Giant LemurMegaladapis

*データ*
<分類>哺乳綱霊長目キツネザル科
<大きさ>全長1.5m、頭骨長30cm
<食性>植物食
<棲息地>マダガスカル(1800年代初頭絶滅)

現存するキツネザルに近い仲間ですが、体は遥かに大きく、小型のクマ程もある大きな動物でした。
半ば樹上性、半ば地上性で、様々な植物を食べて生きる動物でした。マダガスカルに人間が上陸した事で住処を追われ、凡そ200年ほど前に絶滅したと考えられています…が、一方で生存の噂も未だ絶えません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】エロメリクス

“沼地の反芻動物”

Elomeryx

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目アントラコテリウム科
<大きさ>全長1.5m
<食性>植物食
<発掘地>ヨーロッパ、北アメリカ(始新世後期~漸新世前期)

イノシシ類にごく近縁とされる原始的な親水性の絶滅動物で、この動物か若しくはこれに極めて近い動物から、現代のカバが進化したと考えられています。
長い吻部と平たく発達した牙を持ち、水中の植物を掬うようにして採食していたと推定されています。
また四肢の構造から、今のカバよりも陸にいる時間が長かったと思われます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ステゴドン

“天蓋の歯”

(Stegodon)

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゾウ科
<大きさ>肩高3~4m
<食性>植物食
<発掘地>アジア(更新世前期~更新世中期)

絶滅した古代のゾウ。巨大な体躯を持つ旧いゾウの分類群で、多数の種が知られている事から、少なくとも一時期はかなり栄えた種類だと考えられています。
現在のゾウは伸びる方向に対して内側に牙がカーブしますが、ステゴドンの牙は一般に外側に向かってカーブします。種に拠ってはこの牙が太く、間隔が狭まっているモノがあり、極端な種では2本の牙が1本に見えるほど密着して、鼻を通す余地が無いほどになっていました。
歯の構造から、木の葉を主に食べる動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】パキケファロサウルス

“分厚い頭部を持つ爬虫類”

Pachycephalosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(周飾頭亜目)パキケファロサウルス科
<大きさ>全長5m
<食性>植物食若しくは雑食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

絶滅した古代の恐竜。日本語では「石頭竜」(“いしあたまりゅう”)、英語圏では「Born Head」(骨の頭)とも呼ばれる植物食恐竜(雑食性との説もあり)です。その名の通り、骨の厚さが実に30センチもある(因みに頭の骨の全長は50~60センチ程度)分厚い頭骨を持っていました。この石頭の用途については未だに決定的な学説は出ていませんが、装飾にしては物々しい適応から一般には捕食者に対する武器だったと考えられています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シミタートゥースドキャット(ホモテリウム)

“同核の獣”

Scimitor-toothed CatHomotherium

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ネコ科
<大きさ>体長1.2m
<食性>肉食
<発掘地>アフリカ各地、北半球の広範囲(更新世前期~更新世後期)

絶滅した古代の肉食動物。所謂「剣歯虎」の一種で、薄く、エッジの鋭い刃のような牙を持っていました。英語圏での通称はこの牙をシミター(曲剣)になぞらえた命名です。
全体的に重々しい作りの体つきで、頭の骨は高さに対しての長さが他のネコ類よりも長めに為っており、後脚は不完全な爪先立ちを呈し、その為下半身がやや傾斜していました。生前の姿はネコ類と言うよりもハイエナに近い感じだったようです。
化石による証拠から、当時多かった古代ゾウをほぼ日常的に獲物にしていたらしき事が推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】メリキップス

“反芻するウマ”

(Merychippus)

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ウマ科
<大きさ>体高1m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(中新世中期~中新世後期)

絶滅した古代のウマ。進化黎明期のウマ類は森林に棲み、木の葉を食べる動物でしたが、このメリキップスは草原に進出し、イネ科の禾本性植物を常食にするようになった最初のウマだと考えられています。
四肢の指の数は3本でしたが、既に真ん中の1本(人間で言うところの中指に当る)が大きくなっていました。体躯も大きくなり、現在のポニーくらいになりました。

因みに、学名に「反芻する」と在りますが、ウマの類は所謂反芻は行いません。
ウマは一般に極めて発達した歯と盲腸を持ち、よく噛んで食べた草を盲腸に蓄えて醗酵させ、消化吸収します。メリキップスも程度に差はあれ、同じ方法を取っていた事でしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】トマスハクスレイア

“トマス・ハクスリー(科学者の名)所縁のもの”

(Thomashuxleya)

*データ*
<分類>哺乳綱南蹄目イソテムヌス科
<大きさ>全長1.3m
<食性>恐らく植物食
<発掘地>アルゼンチン(始新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。独自の生態系を保持していた太古の南米大陸に措いて、イノシシの生態的地位にあったと思われる原始的な動物です。
豪奢な雰囲気の学名は、ダーウィニズム(進化論者チャールズ・ダーウィンの提唱する進化論の俗称)最大の理解者であり、「ダーウィンの番犬」の異名を取ったイギリスの科学者トマス・ハクスリーへの献名です。

南蹄目』(なんていもく)とは聞き慣れない名前ですが、これは嘗て南アメリカが巨大な島大陸だった頃、外部からの干渉の無い環境で独自の進化を遂げた有蹄類の一派です。南アメリカと北アメリカが陸橋で繋がった際、より進化した有蹄類と競合する事となり、結果的に全て絶滅してしまいました。現在、南蹄類の子孫は現存していません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】スケリドテリウム

“四肢の獣”

Scelidotherium

*データ*
<分類>哺乳綱異節目ミロドン科
<大きさ>全長1.8~2m
<食性>植物食
<発掘地>南アメリカ(中新世後期~更新世)

太古の南アメリカに数多く棲息していた地上性のオオナマケモノの一種です。大きさはウシくらいで、オオナマケモノ類としては珍しく比較的軽量級の体つきでした。
顔がウマのように長いのも特徴です。木の葉が主食でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】クバノコエルス

“クバーノ川(カフカスの一河川の名)のブタ”

Kubanochoerus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目イノシシ科
<大きさ>全長3m
<食性>植物食の強い雑食
<発掘地>ユーラシアから北アフリカにかけての広範囲(中新世前期~中新世後期)

現生のイノシシの仲間です。最大の特徴は額に骨で出来た太いツノがあった事。このツノはメスを巡るオス同士の闘いの折、頭突きの武器として用いられたと推測されています。
イノシシとしては極めて大きな種類で、最大のモノでは頭骨の長さが70センチ近くもありました。習性は現存するイノシシと大差なかっただろうと思われます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シューダエルルス

“偽者のネコ”

Pseudaelirus

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ネコ科
<大きさ>全長1.2m
<食性>肉食
<発掘地>ヨーロッパ、北アメリカ(中新世前期~中新世後期)

現存するネコ類の系統に位置する動物としては恐らく最も古い種です。複数の種類があり、最大の種ではピューマ位のサイズでした。初期のシューダエルルスは四肢の構造から樹上生活の傾向が強かったと見られ、時代が下り、草原が拡大するにつれて地上生活に適応したタイプが進化しました。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】イクティテリウム

“イタチに似た獣”

Ictitherium

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ハイエナ科
<大きさ>全長1m
<食性>肉食
<発掘地>アフリカ、ヨーロッパ(中新世前期~鮮新世前期)

絶滅した古代の肉食動物。知られている限り、最も古いハイエナの仲間だと言われています。
ハイエナはイヌに似た外見をしていますが、寧ろ遺伝学的にはジャコウネコやマングースに近い仲間です。このイクティテリウムは、ジャコウネコから分岐してハイエナに進化する過渡期にある生き物だと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】オルニソミムス

“鳥の模倣者”

Ornithomimus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)オルニソミムス科
<大きさ>全長3~5m
<食性>雑食
<発掘地>北アメリカ、モンゴル(白亜紀後期)

日本ではその姿かたちから「ダチョウ竜」とも呼ばれます。
細長い頚と尾、疾走に適した作りの後脚、真っ直ぐで鋭利なツメがついた前脚が特徴的。肉食恐竜の一派ですがその顎には歯が殆ど生えておらず嘴状になっており、木の実、木の芽などの植物質や、丸呑みできるサイズの小動物、他の恐竜の卵等の動物質まで、雑多な餌を幅広く食べていたと考えられています。また、ある種のオルニソミムス類には嘴に(カモ類の嘴のような)目の細かいスリットが確認され、少なくとも幾つかの近縁種では、カモやフラミンゴのように浅瀬のプランクトンを嘴で濾過して食べていた可能性も示唆されています。

恐竜に措ける、外見上の雌雄差は未だに謎(と言うより、実物を見る事が出来ない以上推測の域を出ない)ですが、このオルニソミムスはクジャクを参考に雌雄の別を体色で表して見ました。色の派手な方がオスです。


(イラスト&文責 熊猫堂)

サオーラ

『ヴェトナムの森の妖精』の異名も

Saola or Vu Quang Ox

1993年に発見・記載されたばかりの比較的新しい種の野生ウシです。ヴェトナムからラオスの国境に跨る小さな山脈の森に棲みます。
濃いチョコレート色の体毛を持ち、肩までの高さ0.8~0.9メートル、体重凡そ100キログラム。ツノの長さは50センチまでになります。数頭の群れで行動し、木の葉を好んで食べます。
これほどまでに大きな体を持つ動物が新種として「発見」されるのは、開発が進み未開地が減少した昨今では非常に珍しい事です。特に、サオーラの棲んでいる森はヴェトナム戦争で「枯葉剤」と呼ばれる毒薬が散布され多くの動物が死に絶えた場所に近かった為、尚一層の驚きでした。夜行性でおとなしい性格の動物です。

最近発生したハリケーンの愛称としても有名です。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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