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【古生物画廊】プレスビオルニス

“長老の鳥”

Presbyornis

*データ*
<分類>鳥綱カモ目
<大きさ>頭頂高1m
<食性>濾過食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期~始新世)

絶滅した古代の鳥。今のカモの仲間ですが、サギのように長い頚と脚を持っており、発見当初はフラミンゴの仲間と思われていました。浅瀬に大群で住み、プランクトンを食べる濾過食の鳥だったと考えられています。

(イラスト&文責 熊猫堂)
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【古生物画廊】メルクサイ(ステファノリヌス)

“装飾された鼻”

Merck's RhinocerosStephanorhinus

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目サイ科
<大きさ>体長3.9m
<食性>植物食
<発掘地>ヨーロッパ、アジア(鮮新世後期~更新世)

絶滅した古代のサイ。ヨーロッパで栄え、後にアジアに進出したサイの仲間で、現在スマトラ島に少数が生き残っているスマトラサイに近縁だと言われています。アジア系のサイ(通常は1本しかツノが無いか、2本ツノがあっても一方が極めて痕跡的)ですが、ステファノリヌスは鼻先に2本の発達したツノがあります。木の葉を食べる動物でした。

「メルク」は発見者の友人の名に因むモノだと言われています。この復元図では体毛が無い姿に描いてありますが、棲息当時のヨーロッパは寒冷な気候が続いた時期があり、マンモスのように分厚い体毛を持っていた可能性もあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ヴェロシラプトール

“鋭敏な略奪者”

Velociraptor

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)ドロマエオサウルス科
<大きさ>全長1.8~2.5m
<食性>肉食
<発掘地>モンゴル(白亜紀後期)

映画「ジュラシック・パーク」シリーズのヒットにより、“ラプトル”の略称ですっかり有名になりました(最も、同映画シリーズに登場する所謂“ラプトル”は、厳密にはヴェロシラプトールではない別種のドロマエオサウルス類ですが…)。運動性に優れたスマートな体型と、後脚に非常に大きな鎌状の爪を持つのが特徴で、その上爬虫類としては類を見ぬ程脳が大きかった(寧ろ、彼等の遠い子孫である鳥類に近い脳容積でした)事から、一般には群れの力と機動力・戦闘能力でティラノサウルスのような大型恐竜さえ凌駕する凶暴な肉食恐竜だったと推定されています。
モンゴルでは、植物食恐竜プロトケラトプスと相打ちになった様子がそのまま化石に残された発掘例があり、生前の様子の一端を垣間見せる貴重な発見とされています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】メトリディオコエルス

“子沢山なブタ”

Metridiochoerus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目イノシシ科
<大きさ>体長2.5m
<食性>植物食
<発掘地>南アフリカ、ケニア、タンザニア(鮮新世後期~更新世中期)

現在のイボイノシシに近い仲間の、今は絶滅してしまった大型のイノシシです。
最大の特徴はなんと言っても、ツノの如く発達するその巨大な牙。恐らく外敵に対する視覚的な(時には実質的な)武装としての機能を持っていたと思われます。
現在のイボイノシシは動物質・植物質何でも食べる雑食動物ですが、このメトリディオコエルスは体の大きさと歯の構造から、完全な植物食動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】オオウミガラス

“『白い頭』(ケルト古語に由来)”

Great AukPenguinus

*データ*
<分類>鳥綱鴫鴎目ウミスズメ科
<大きさ>全長70~80㎝、体重4~5kg
<食性>魚食性
<棲息地>北大西洋沿岸(1844年絶滅)

特定の動物が絶滅してしまったのは、何も先史時代に限った事ではありません。人間が生産活動を拡大して行ったが故に絶滅した動物もまた数多く存在するのです。

オオウミガラスはその中でも恐らく最も有名なモノのひとつでしょう。絶滅したのは今から160年ほど前、1840年代の6月の事だったと記録に残っています。
現在のエトピリカやツノメドリに近縁の大型の海鳥で、特徴的な頭の斑紋からケルト語で「白い頭」を意味する学名をつけられました。
飛ぶ事が出来ず、陸の上ではよたよたとした歩き方しか出来なかった為に肉や卵、羽毛(羽根布団の材料にされた)を狙う密猟者の格好の餌食になり、その上、博物館はこぞってこの鳥の標本を欲しがりました。この事が彼等の個体数減少に著しい拍車をかけた物と推測されます。
彼等が繁殖地にしていた島々が火山の噴火で海に沈んでしまった事も大きな痛手でした。

因みにこの鳥の学名(属名)を英語読みすると「ペンギン」になります。実はペンギンと言う名称は、この絶滅した鳥類に姿かたちが似ている事(因みに、今で言うペンギン類が欧米諸国、そして世界各地に知られるようになったのはこの鳥が絶滅した後)に由来するのです。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】レプティクティディウム

“繊細なイタチに似た存在”

Leptictidium)

*データ*
<分類>哺乳綱レプティクティス目レプティクティス科
<大きさ>全長60~90cm(うち半分が尾)
<食性>肉食
<発掘地>ドイツ(始新世中期~始新世後期)

恐竜が絶滅し、哺乳類が栄え始めて間も無い頃の地球には、今は見られない特異な姿の動物が数多く棲息していました。このレプティクティディウムはそうした有史前に特有の哺乳類のひとつです。
大きさはウサギくらいで長い尾を持ち、一見するとカンガルーのようにも見えますが、カンガルーのようにジャンプして移動するのではなく、地上性の鳥や恐竜のように脚を交互に動かして軽快に疾走していたと考えられています。ある化石の胃にあたる部分には、生前に食べたと思われるトカゲの残骸化石が残されていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ペルテフィルス

“小さな楯”

Peltephilus

*データ*
<分類>哺乳綱異節目ペルテフィルス科
<大きさ>体長50㎝
<食性>肉食
<発掘地>アルゼンチン(漸新世後期~中新世前期)

絶滅したアルマジロの仲間。最大の特徴は鼻先に生えた小さな一対のツノです。このツノはウシの仲間のような骨質由来のモノではなく、顔面の装甲の一部が肥大化して形成されています。学者によっては、このツノの前部にもう一対、同じようなツノがあったのではとする説もあります(該当する部位の保存状態が良くなかった為。正確なところは未だに不明です)。
鋭い牙を持ち、小動物や腐肉を食べる肉食性の動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】カリコテリウム

“小石の獣”

(Chalicotherium)

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目カリコテリウム科
<大きさ>体長2m、肩高1.8m
<食性>植物食
<発掘地>アジア、ヨーロッパ、アフリカ(中新世前期~鮮新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。ウマやサイに近い仲間ですが、体型は寧ろゴリラ等の類人猿に似ており、前脚が後脚よりも長い為に下半身が大いに傾斜して独特な姿勢を保持していました。また、四肢には蹄ではなく鉤爪を持ち、特に前脚の爪の発達が顕著です。通常はこの爪を内側に折り曲げ、拳をついて歩く「ナックル・ウォーキング」で移動していたようです。この太い鉤爪のある前脚で木の枝を手繰り寄せたり、或いは土を掘って木の根や草の根、地下茎などを探り当てて食べていたと推測されています。
鮮新世末期に起こった大規模な森林の縮小・後退が、彼等の絶滅に起因しているとの見解があります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】レプトメリクス

“華奢な反芻動物”

Leptomeryx

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目レプトメリクス科
<大きさ>体長40~50㎝
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世中期~漸新世後期)

ウシ、シカ、キリン等の、反芻する全ての偶蹄類(因みに反芻しない偶蹄類はラクダ、カバ、イノシシやブタが含まれる)の祖先と考えられている化石動物です。
子ジカのような姿ですが、大きさはプードル犬くらいでした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】フクロオオカミ

“有袋イヌ”

Tasmanian Wolf(Tylacinus)

*データ*
<分類>哺乳綱有袋目フクロオオカミ科
<大きさ>体長1~1.3m、尾長50~65cm、体重15~35kg
<食性>肉食
<棲息地>オーストラリア、タスマニア(1936年絶滅?)

つい近年までオーストラリアのタスマニア島に棲んでいた、イヌに似た肉食性の有袋類。ヒツジを襲う害獣と誤解を受け、更に移入されたイヌとの競合に負けて、1936年に絶滅してしまいました。ニューギニアで時折目撃情報がありますが、存在を裏付ける確かな証拠は未だに得られていません。

(イラスト&文責 熊猫堂)

子供の頃に図鑑で慣れ親しんでいた動物が、時の流れと共に「絶滅種」にカテゴライズされる事実が哀しくてなりません。
そして、今地球上に生きる動物の多くが、その仲間入りをする可能性が高いと言う現実もまた然り。
(Project λ)

【古生物画廊】マクラウケニア

“大きなラマ(ラクダの一種)”

Macrauchenia

*データ*
<分類>哺乳綱滑距目マクラウケニア科
<大きさ>肩高1.6m
<食性>植物食
<発掘地>パタゴニア(更新世前期~更新世後期)

日本ではその外見から「ミズラクダ(水駱駝)」「バクモドキ(擬獏)」とも呼ばれる事があります。
バクの鼻、サイの蹄、ウマの胴体、ラクダの首を持つけど、そのどれでもない動物…彼等を一言で表現するなら、こんな表現が適当かと思われます。
若し現代にも生きてたらさぞかし動物園の人気者になった事でしょう。

姿かたちや生態の復元には諸説あり、今も決定的ではないのが現状。
取り敢えずこのイラストは、普遍的なイメージで描いてあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アンブロケトゥス(アンブロシータス)

“歩くクジラ”

Ambulocetus

*データ*
<分類>哺乳綱鯨目プロトケトゥス科
<大きさ>全長3m
<食性>肉食
<発掘地>パキスタン(始新世前期)

クジラの祖先のひとつ。本格的に水中生活を始めた最初のクジラだと推測されています。
今でこそ後脚が退化し、尾鰭が生じ、体の毛をすっかり無くしてしまったクジラですが、その祖先であるアンブロケトゥスはワニのような外見を持ち、体毛も四肢もまだ健全でした。
河や沼などの流れの少ない淡水域に住み、水辺に近寄る小動物を襲って捕食していたと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】テリズィノサウルス

“刈り取る爬虫類”

Therizinosaurus)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)セグノサウルス科
<大きさ>前脚の長さ2.5m
<食性>恐らく植物食性
<発掘地>モンゴル(白亜紀後期)

長い間、前脚と巨大な爪の化石しか発見されておらず、幻の巨大肉食恐竜!?等とも騒がれていましたが、近年発掘された幾つかの近縁種の化石からの推測の結果、体の割に不釣合いなほど大きな前脚を持った、植物食に適応した小型肉食恐竜の子孫だと考えられるようになりました。
前脚には長さが70㎝にも及ぶ長い強力な爪がついており、外敵に対する防御、餌の植物を集める為の道具、更には爪同士をぶつけて大きな音を出し、ディスプレイや威嚇に用いた…等、様々な仮説が考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オニコニクテリス

“鉤爪を持つ夜の住人”

Onychonycteris

*データ*
<分類>哺乳綱翼手目オニコニクテリス科
<大きさ>体長10cm
<食性>昆虫食
<発掘地>北アメリカ(始新世前期)

2003年にワイオミングで化石が発掘された、最古のコウモリ類です。
絵を見て頂ければ何となく感じるかも知れませんが、コウモリの翼は前脚の指のうち、親指を除く4本の指が長く発達し、其処に丈夫な皮膜が発達して形成されています。現存する殆どのコウモリは、この4本の指に爪を持たないのが特徴ですが、最古のコウモリであるオニコニクテリスはこの4本の指に発達した鉤爪が残っています(学名はこの鉤爪に由来)。
陸上生物であっただろうコウモリの祖形動物と現在のコウモリを繋ぐ「ミッシング・リンク」として、非常に重要な発見だと言えましょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ヒッパリオン

“より良いウマ”

Hipparion

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ウマ科
<大きさ>肩高1.5m
<食性>植物食
<発掘地>北半球各地、アフリカ(中新世中期~更新世中期)

絶滅した古代のウマ。
ウマの仲間は化石量が豊富な事から、その進化の道筋が物凄く明確にされている動物のひとつであります。最初はイヌほどの大きさだった祖形ウマから、段々と身体を大型化させ、指の数を減らし、木の葉を食べる事に適応した保守的な歯の構造は次第に草原のイネ科植物を食べる為の特殊な歯へと変貌していきました。
ヒッパリオン(三指馬サンシバ)はそうしたウマの進化の歴史の中で、原始的な3本指のウマ(メリキップス類)と現在の1本指のウマ(エクウス)との中間的な位置にあるウマです。
その四肢にはそれぞれ三本の指が認められましたが、人間で言うところの中指にあたる指以外は縮小傾向にありました。後の時代に成るとこの縮小した指は退化し、痕跡的な指の骨が中指を支え、長時間の走行でも関節が脱臼しないように“支え”へと変化しています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】カイノテリウム

“新しい獣”

Cainotherium

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目カイノテリウム科
<大きさ>体長30cm
<食性>植物食
<発掘地>ヨーロッパ(漸新世前期~中新世中期)

絶滅した古代の植物食動物。イノシシやブタに近い仲間ですが、大きさも体型もウサギそっくりな姿に進化した特殊な動物で、恐らく生態的地位も似たようなモノであったろうと推測されます。乾燥した地域に住み、木の葉を食べる動物だったのでしょう。原産地はヨーロッパ。
因みにカイノテリウムが生きていた時代のヨーロッパには、現代型のノウサギ類はまだ進化していませんでした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】フォリドケルクス

“鱗に覆われた尾”

Pholidocercus

*データ*
<分類>哺乳綱食虫目アンフィレムル科
<大きさ>体長20㎝
<食性>昆虫食
<発掘地>ドイツ(始新世中期)

絶滅した古代の雑食動物。現代のハリネズミに近い仲間で、頭に骨質の装甲を、尾には鱗状のリングが幾つにも連なった装甲を持っていました。これらは外敵に対する防御として有効に役立った可能性があります。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】テラトルニス

“怪物の鳥”

Teratornis

*データ*
<分類>鳥綱ワシタカ目
<大きさ>翼開長5m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ(中新世~更新世)

絶滅した古代の鳥。翼の差し渡しが5メートルにも及ぶ、巨大なコンドルに似た鳥です。アメリカでは「テラトーン」(学名テラトルニスの英語読み)の名で知られています。
外見がコンドルに似ていたばかりではなく、恐らく習性も似ていた事でしょう―上昇気流に乗って高空を滑空飛行し、肉食動物の食べ残しや病死した動物の屍骸を餌として漁る「自然界の掃除屋」だったと思われます。

近年、アメリカでは「ビッグバード」「サンダーバード」と呼称される巨大な怪鳥の目撃談が相次いで報告されていますが、その正体を「生き残ったテラトーンだ」とする研究家も大勢居ます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オドベノケトプス

“歯で歩くクジラ”

Odobenocetops

*データ*
<分類>哺乳綱鯨目オドベノケトプス科
<大きさ>全長2~2.5m(推定)、牙の長さ1.3m
<食性>貝食
<発掘地>ペルー(鮮新世)

絶滅した古代の海の哺乳類。現存するイッカククジラに近縁の、奇妙な牙を持つ歯クジラの一種です。オスのみ、右側の牙が大きく発達するのが特徴ですが、その牙は前向きではなく、斜め後ろに向かって伸びていました。メスと思われる個体の化石にはこの特徴が無かった事から、恐らくディスプレイ行動の一翼を担う機能があったと考えられます。『歯で歩くクジラ』を意味する学名は、彼らの顔つきがセイウチ(Odobenus=歯で歩く者、と言う学名がつけられている)に似ている事に由来します。
貝を主に食べるおとなしい動物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ノタルクトゥス

“偽りの北の住人”

Notharctus

*データ*
<分類>哺乳綱霊長目アダピス科
<大きさ>体長40~50㎝、尾長50~60cm
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世前期~始新世中期)

絶滅した古代の霊長類。現存する全ての類人猿、諸々のサルの仲間、キツネザルの仲間は、全てこの動物を祖とします。モノを握る事に適応した四肢と、バランサーとして機能する長い尾を持ち、恐らく大胆で敏捷な樹上生活者だった事でしょう。果実や木の芽、木の葉等、植物質を主に食べる動物でした。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】プリスティチャンプサス

“鋸のワニ”

Pristichampsus

*データ*
<分類>爬虫綱ワニ目
<大きさ>全長3m
<食性>肉食
<発掘地>ドイツ、北アメリカ(始新世)

絶滅した古代のワニ。現生のワニは水陸両棲の捕食者ですが、このプリスティチャンプススは走るのに適したすらりとした四肢、走行の際にスパイクとして機能する蹄状のツメ、そして捕らえた獲物を素早く引き裂くステーキナイフのような牙を持っており(歯の化石が恐竜のそれと間違われ、恐竜の生き残りが哺乳類進化の黎明期に残存していたと大騒ぎになった事もある)、積極的に獲物を追い掛け回す陸上の捕食者だったと考えられています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アディノテリウム

“恐ろしくない獣”

Adinotherium

*データ*
<分類>哺乳綱南蹄目トキソドン科
<大きさ>全長1.5~1.7m
<食性>植物食
<発掘地>アルゼンチン(中新世前期~中新世後期)

絶滅した古代の植物食動物。先に紹介したトキソドンの近縁種です。
体はトキソドンよりもかなり小さく(トキソドンがカバくらいもある巨体の持ち主だったのに対し、アディノテリウムはヒツジよりやや大きめ位)、体つきはやや華奢で、動きはより素早かったと見られます。最大の特徴は額に短く先の鈍いツノ状の突出部があった事です(用途は不明)。水辺の柔らかい植物を食べて生きていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】アナンクス

“(牙が)カーブしない”

Anancus

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゴムフォテリウム科
<大きさ>体長5m、肩高3m
<食性>植物食
<発掘地>ヨーロッパ、アジア(中新世後期~更新世前期)

嘗てユーラシアの森林地帯に広く棲息していた古代ゾウです。
所謂「長顎マストドン類」に近い仲間ですが、下顎は短く、殆ど現世のゾウと変わらない姿をしています。
3メートルにも達する、湾曲の少ない長大な牙(これが“カーブしない”と言う意味の学名の由来)と、木の葉を食べる事に適応した凹凸の激しい歯を持っていました。大きさは現代のアジアゾウ位ありますが、四肢はアジアゾウに比べるとやや短めで、ずんぐりとした体型をしています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】プレシクティス

“イタチにより近しい者”

Plesictis

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目イタチ科
<大きさ>体長30~40cm
<食性>雑食
<発掘地>ヨーロッパ、北アメリカ(漸新世前期)

絶滅した古代の肉食動物。知られている限り、最も旧いイタチの仲間だと考えられています。
また、この動物からアライグマ類が進化した可能性も一部では示唆されています(その為、この動物を最古のアライグマ類とする資料もある)。
外見や暮らし振りは、現生のイタチと然程違いは無かっただろうと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】アンキロサウルス

“連結した爬虫類”

Ankylosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(装楯亜目)アンキロサウルス科
<大きさ>全長7~10m、体幅3~5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

絶滅した古代の恐竜。所謂「鎧竜」(“がいりゅう”若しくは“よろいりゅう”と読む)と呼ばれる植物食の恐竜です。皮膚の角質が骨の様に硬くなって形成された「皮骨板」と言う天然の鎧で身を包み、尾の先端には硬いハンマー状の骨を持っています。執拗に彼を獲物と付け狙った肉食恐竜は、尾のハンマーで嫌と言うほど叩きのめされた事でしょう。
体長に比例して体の幅が最も広い脊椎動物でもあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】トキソドン

“弓状の歯”

(Toxodon)

*データ*
<分類>哺乳綱南蹄目トキソドン科
<大きさ>全長2.7~3m
<食性>植物食
<発掘地>南北アメリカ(鮮新世後期~更新世後期)

人類時代以前、島大陸だった大昔の南アメリカに棲息していた植物食動物です。外見はカバに似ていますが全く別の類縁の動物(「南蹄類」と呼ばれる、太古の南アメリカに独自の動物群)で、その暮らし振りはカバよりもサイに近かっただろうと推測されています。後の時代に陸橋で南北アメリカが陸続きになった時、一部のトキソドンは北米にも進出しました。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンに拠って化石が発掘・研究された事で有名です。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ダークトゥースドキャット(ディノフェリス)

“恐るべきネコ”

Dirk-toothed CatDinofelis

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ネコ科
<大きさ>全長1.5~1.9m
<食性)肉食
<発掘地>アフリカ(鮮新世)

絶滅した古代の肉食動物。所謂「剣歯虎」の一種です。このディノフェリスは他の剣歯虎よりも薄くエッジの鋭い牙を持つのが特徴です。英語圏での呼び名はこの牙に因むモノで、スコットランド古語で短剣を意味する語“Dirk”(因みに英語だとDagger)になぞらえた命名です。大きさは現生のヒョウ位でしたがかなり獰猛な生き物だったらしく、当時のヒト(この大型ネコが生きていた時代、ヒトは所謂“猿人”の段階だった)を頻繁に襲って捕食していたらしき物的証拠が幾つか見つかっています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】プティロドゥス

“翼状の歯”

Ptilodus

*データ*
<分類>哺乳綱多丘歯目プティロドゥス科
<大きさ>体長15~20cm
<食性>恐らく植物食
<発掘地>カナダ(暁新世)

絶滅した古代の植物食動物。恐竜が絶滅して間もない頃に、今のリスの生態的地位にあった動物です。モノに巻きつける事が出来る長い尾と、モノを掴む事に適応した短く力強い四肢、そして鑿のように発達した歯を持っていました。恐らく樹上性の緩慢な動物で、硬い木の実を食べる事に適応していたものと思われます。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シャスタナマケモノ(ノスロテリウム)

“鈍重な獣”

Shasta SlothNothrotherium

*データ*
<分類>哺乳綱異節目オオナマケモノ科
<大きさ>全長2~3m
<食性>植物食
<発掘地>南北アメリカ(更新世)

絶滅した古代の植物食動物。太古の南アメリカに数多く棲息していた、地上性のオオナマケモノの一種です。
オオナマケモノの仲間は海岸線の後退で北米と南米が陸続きになった時、その陸橋を渡って本来の棲息地・南米から新天地・北米に進出しましたが、ノスロテリウムはそうした「南からの移住者」のひとつとされています。骨だけでなく、毛皮の残存物や排泄物の化石(半化石と呼んでも良い位の良好な保存状態だった)も見つかっており、オオナマケモノ類の生態復元・研究の一助となっています。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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