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良いお年を

夢飼 龍です。

今年も残すところ後1日となりました。
お越しいただきました皆様におかれましては、来年も拠り善き一年でありますよう心から願っております。

12月分の未更新分は年をまたいで2009年1月にまとめて掲載します、御了承下さい。
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【古生物画廊】プロディノケラス

“始祖の恐ろしいツノ”

Prodinoceras

*データ*
<分類>哺乳綱恐角目ウインタテリウム科
<大きさ>体長2m内外
<食性>植物食
<発掘地>モンゴル(暁新世後期)

絶滅した古代の植物食動物。先に紹介したウインタテリウムゴビアテリウムに近縁で、それらより原始的な仲間だと考えられています。
胴体が長く四肢は華奢で、ツノは持っていませんでしたが、既に牙状に発達した犬歯を確保していました。この牙は武器と言うよりも採食の補助に使われたモノと推測されます。主食は水草などの柔らかい植物でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】クラニオケラス

“うなじのツノ”

Cranioceras

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目パレオメリクス科
<大きさ>全長1.5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(鮮新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。目の上に一対、後頭部に一本、皮膚に覆われた長いツノを持っており、目の上のツノの先端には毎年生え変わる小さな骨質の枝ツノが生えていました。
パレオメリクス類は、その皮膚に包まれたツノの特徴から、進化系統的にはシカ類とキリンの中間的な位置にある動物群だと推測されています。
大きさと外見はシカにやや似ており、化石の産出状況から疎林に棲息していたと思われます。主食は低木の葉でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ドウクツライオン

氷河時代最強の猛獣

Cave Lion(Panthera spelaea)

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目ネコ科
<大きさ>頭胴長2.7m、尾長1m、体高1.2m
<食性>肉食
<発掘地>ヨーロッパ各地(更新世中期~更新世後期)

人類隆盛前の、所謂「氷河期」と呼ばれる時代は、現在よりも相対的に大型の動物が世界各地に多数棲息していました。植物食動物も、雑食動物も、それを狙う肉食動物も、まるで競うように身体を大きくしていったのです。
寒冷な気候であった事も無関係では無いでしょう(一般に哺乳動物は寒冷な地域ほど保温の目的で身体が大きくなる)。

マンモスがのし歩いていた時代、スミロドンなどの所謂「剣歯虎」と覇を競う大きな肉食動物がいました。それがこのドウクツライオンです。
現代のライオンよりも遥かに大きい、史上最大のネコ類でした。
今のライオンと異なり、全身長い毛で包まれ、オスにもタテガミがありませんでした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ホプリトメリクス

“完全武装した反芻動物”

Hoplitomeryx

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ホプリトメリクス科
<大きさ>肩高50㎝前後
<食性>植物食
<発掘地>イタリア(鮮新世)

絶滅した古代の植物食動物。頭に5本のツノ、口には鋭い牙状の犬歯を持った小型のシカです。
イタリアのガルガーノ半島で化石が発見されました。
この動物が生きていた当時、ガルガーノ半島はヨーロッパ本土から隔絶された小さな島でした。ホプリトメリクスはそうした、大陸とは切り離され孤立した地域で、独自の進化を遂げた動物です。
口に鋭い牙を持っていますが、これは飽くまで護身用やライヴァルとの儀式的闘争の為の武器で、普段は草を食べるおとなしい動物だったと思われます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シヴァテリウム

“シヴァ神(インド神話の破壊神)の獣”

Sivatherium

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目キリン科
<大きさ>肩高2~2.2m
<食性>植物食
<発掘地>インド、アルジェリア、南アフリカ(鮮新世前期~更新世前期)

絶滅した古代の植物食動物で、キリンの仲間です。
キリンには首と足が急激に伸びる方向へ進化した系統(この系統は進化の道筋がまだ解明されていない。因みに現代のキリンはこの系統)と、体全体が大型化した系統とがあり、シヴァテリウムは後者に属します。ウシよりも巨大な植物食動物でした。
がっしりした体躯と非常に独特な形状をしたツノが特徴です。木の葉を食べる動物だったと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】デイノテリウム

“恐ろしい獣”

(Deinotherium)

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目デイノテリウム科
<大きさ>肩高3~4m
<食性>植物食
<発掘地>アフリカ、ドイツ、イギリス(中新世前期~更新世前期)

古代のゾウの仲間です。最大の特徴は上顎の牙が退化し、変わりに下顎の牙が発達している所処です。
この牙は主食の樹皮や木の枝を拉ぎ取るのに使った、オス同士が争う時に武器として用いた、岩塩を砕いて食べるのに用いた…など様々な説がありますが、ハッキリとした事は判っていません。因みに、殆どのゾウの牙は中身が中空になっていて比較的脆いのですが、デイノテリウムの牙は非常に密な構造になっていて、衝撃に強く、硬いものを削ったりしても壊れ難く出来ていました。
ゾウの仲間でもかなり大きくなる種類でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ラエリナサウラ

“リエーリン・リッチー(発見者の娘の名前)の爬虫類”

Leaellynasaura

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(鳥脚亜目)ヒプシロフォドン科
<大きさ>全長1m内外
<食性>主として植物食
<発掘地>オーストラリア(白亜紀前期)

オーストラリアでは数多くの小型植物食恐竜(ヒプシロフォドン類)が発掘されていますが、その中でも最も有名な種です。
華奢な体型と疾走に適応した頑丈な後脚、そして大きな目と発達した視神経を支える大きな脳を持つのが特色です。
彼等が生きていた当時のオーストラリアは現在の南極大陸の一部で、最長で5ヶ月も日照が見られない世界でした(因みに気温は現在の南極より遥かに温暖でしたが、それでも冬には霜が降り、気温が著しく低下する地域だったと考えられています)。大きな目は暗い世界の中で食べ物を探したり、天敵を警戒したりするのに大いに役立った事でしょう。
一部の科学者は、この恐竜が厳しい冬にも渡りをせず同じ地域に留まったと考え、寒さを凌ぐ為に羽毛を持った姿で復元しています。
地衣類やキノコ、シダなどの植物が主食でしたが、時には昆虫なども食べたかも知れません。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ゴビアテリウム

“ゴビ砂漠の獣”

Gobiatherium

*データ*
<分類>哺乳綱恐角目ウインタテリウム科
<大きさ>全長4m
<食性>植物食
<発掘地>モンゴル(始新世後期)

絶滅した古代の植物食動物。先に紹介したウインタテリウムの近縁種です。頭骨にはウインタテリウムに見られる牙状の犬歯と骨質のツノは無く、高さの割りに長くて鼻先が非常に膨らんでいます。この膨らんだ鼻の骨は、サイのツノのようにケラチン質で出来た化石に残らないツノを支える土台だった可能性があります。
水辺の柔らかい植物が主食でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オルニメガロニクス

“巨大な爪の鳥類”


Ornimegalonyx

*データ*
<分類>鳥綱フクロウ目
<大きさ>身長1m
<食性>肉食
<発掘地>キューバ(更新世末期)

絶滅した古代の猛禽。現生のフクロウの一種ですが、地上性鳥類のそれのように発達した長い脚を持ち、指には極めて大きく発達した鋭い爪が生えていました。樹上で暮らす現生のフクロウ類とは異なり、恐らく主に地上で狩りをしていたのだろうと推測されています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】プロメリココエルス

“初期の反芻するブタ”

Promerycochoerus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目オレオドン科
<大きさ>体長1.6m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(漸新世後期~中新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。ラクダにやや近縁の、今は子孫が現存しないグループ(オレオドン類)に属する動物です。水辺で生活し、岸辺に繁茂する柔らかい植物を食べると言った、現在で言えばカピバラのような暮らしをしていたと推測されています。

オレオドン類については、先に紹介したメリコイドドンも御覧下さい。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ピロテリウム

“火の獣”

Pyrotherium

*データ*
<分類>哺乳綱火獣目ピロテリウム科
<大きさ>頭骨長70cm、体長3.5m、肩高1.8m
<食性>植物食
<発掘地>アルゼンチン(漸新世前期)

嘗て、恐竜が絶滅して後の南アメリカは、四方を海で囲まれた絶海の孤島(島と言うには巨大過ぎるので、寧ろ“島大陸”とすべきでしょうか)で、其処には独自の進化を遂げ、現在には子孫を残していない珍しい動物が沢山いました。隔てられた環境で他所の土地の動物たちと同じ生態的地位に納まったが為に、全く類縁が無いにも関わらず他所の土地の動物たちとそっくりな姿に進化した(こうした進化を“収斂進化”と言います)動物も多くいました。ピロテリウムはそんな動物のひとつです。

大きさはほぼシロサイ程で、タガネのような牙、長く伸びた鼻、柱のように太い脚…と、初期のゾウ類に極めてよく似た姿をしていました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】マシアカサウルス

“悪意のある爬虫類”

Masiakasaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)アベリサウルス科
<大きさ>全長1.8m
<食性>恐らく魚食
<発掘地>マダガスカル(白亜紀後期)

ごく近年に発見された小型の肉食恐竜。
反り返った下顎と、前方に著しく突き出した異常な程の「乱杭歯」が特徴です。
これは魚などの水中の小動物を捕らえる為の適応と考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】クルーサフォンティア

“クルーサフォント博士(発見者の名)所縁のもの”

Crusafontia

*データ*
<分類>哺乳綱全獣目ドリオレステス科
<大きさ>体長10cm程度
<食性>雑食、恐らく木の実が中心
<発掘地>ポルトガル(白亜紀前期)

現存する殆ど全ての哺乳類の祖先に近い原始的な哺乳類です。
嘗て陸上の生態系の主流を恐竜の仲間が独占していた頃、哺乳類は爬虫類が様々な理由で進出が出来なかった生態的地位に積極的に進出して生きていました。クルーサフォンティアを始めとするドリオレステス類は「白亜紀のリス」とも呼ばれ、現在のリスやヤマネなどの樹上性小動物の生態的地位を独占して生きていたと考えられています。但し見つかっている歯の化石からの推測では、木の実だけではなく昆虫などの小動物も食べていただろうと推測されます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シッタコテリウム

“オウムに似た獣”

Psittacotherium

*データ*
<分類>哺乳綱紐歯目スティリノドン科
<大きさ>全長1.1m
<食性>植物食の強い雑食
<発掘地>北アメリカ(始新世前期~始新世中期)

絶滅した古代の植物食動物。プシッタコテリウムとも表記します。
先に紹介したスティリノドンの近縁種で、太いツメや分厚い下顎、目立つ乱杭歯…などスティリノドンと共通する特徴を備え持ち、恐らく生態も似たようなモノだったと思われます。

この絵は、外敵に対し威嚇の姿勢を取る様子を表現して見ました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ティロテリウム

“引き裂く獣”

Tillotherium

*データ*
<分類>哺乳綱裂歯目エソニクス科
<大きさ>体長1.5m
<食性>恐らく植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世中期)

絶滅した古代の植物食動物。裂歯類(れっしるい)と言う子孫が現存していない系統の動物で、クマほどもある大きな身体と長い尾、齧歯類のそれのように一生涯伸び続ける門歯を持っていました。木の根や地下茎を食べる動物だったと推測されています。
日本の熊本県でもごく最近、この動物に近い仲間の化石が発見され、熊本県の古い名前に因んでヒゴテリウムHigotherium、“肥後地方の獣”の意)と命名されました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】プロトケラトプス

“始祖のツノがある顔”

Protoceratops)

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(周飾頭亜目)プロトケラトプス科
<大きさ>全長1.8~3m
<食性>植物食
<発掘地>モンゴル(白亜紀後期)

ブタほどの大きさのツノ竜(ケラトプス類、トリケラトプスの仲間)です。嘗ては、ツノを持つ大型のケラトプス類全ての祖先だと考えられていました。発掘年代が大型ケラトプス類のそれより若干古い事、鼻先や目の上に目立ったツノを持たない事、体が小さい事などからそう判断されたのでしょう。然し現在では、彼等は原始的な形質を保持したまま大型のケラトプス類とは異なる系統に進化した動物群だと考えられています。
化石の発見例も多く、割と古くから知られている恐竜です。成体の化石だけではなく、タマゴや巣の化石、更には孵化したばかりの幼体の化石も見つかっています。まとまった数の化石がしばしば共に見つかる事から、生前は群れで行動していたのだろうと推測されます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】オヴィラプトール

“タマゴの捕食者”

Oviraptor

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)オヴィラプトール科
<大きさ>全長1.8~2.5m
<食性>肉食若しくは雑食
<発掘地>モンゴル(白亜紀後期)

肉食恐竜の一派でありながら、鋭い牙を一本も持たない奇妙な恐竜。独特の形状を為す顎は嘴状になっており、上顎に骨の突起が1対あります。大きな目立つトサカも特徴的です。このトサカは種に拠って形状が異なり、個体識別やディスプレイの役目を担っていたのでしょう。

最初に見つかった化石が恐竜のタマゴ化石と共に埋没していた為、発見者によって「他種の恐竜の巣に忍び込んでタマゴを捕食した際、不慮の事故に巻き込まれ死んだ間抜けな捕食者」として復元されました(“タマゴの捕食者”を意味する学名もそれに因むもの)。然し後年の研究の結果、「獲物」だと思われていたタマゴが実はオヴィラプトール本人のタマゴだった事が判明し(別の化石では、共に埋没していたタマゴからオヴィラプトールの胎児の化石が見つかった)、現在では彼等は“泥棒”どころか“良き親”であった可能性が高いとされています。

彼等の食性については様々な説がありますが、ある化石では消化器の内容物(トカゲの骨格)が認められる事から、少なくともある程度の捕食活動は行っていたものと見られます。他にも死肉の骨を嘴で噛み砕いて食べたとか、貝を食べていたとか、植物質を主に食べていたとか、学者によって様々な説が上げられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】イグアノドン

“イグアナの歯”

Iguanodon

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(鳥脚亜目)イグアノドン科
<大きさ>全長8~10m
<食性>植物食
<発掘地>北半球各地(白亜紀前期~白亜紀中期)

世界で最初に発掘された恐竜のひとつです。イグアノドンが見つかった頃はまだ「恐竜」と言う分類上の概念は存在せず、この動物が見つかった事で人々は太古の巨大生物「恐竜」の存在を知る事となりました。名前は最初に見つかった歯の化石が、現生爬虫類のイグアナのそれに酷似していた事に因みます。
前脚に、人間で言う親指の骨が変形して出来たスパイクを持つのが特徴的です。このスパイクは外敵に対する武器だったとか、採餌の補助に使ったとか様々な説がありますが、詳しい用途は判明していません。
多数の化石がまとまって発掘された例もある事から、生前はある程度群れを形成していただろうと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】メガラ二ア

“巨大な引き裂き魔”

Megalania

*データ*
<分類>爬虫綱有鱗目(トカゲ亜目)オオトカゲ科
<大きさ>全長5~7m
<食性>肉食
<発掘地>オーストラリア(更新世~現代)

絶滅した古代のオオトカゲ。原産地はオーストラリア。
推定体重が2トンにも達する巨大なオオトカゲで、現存するコモドオオトカゲの近縁種です。
カンガルーなど大型の獣を襲って捕食する、先史時代のオーストラリア最強の生物のひとつでした。地質時代的には割と近年に絶滅したと考えられています(第二次世界大戦当時にもこの爬虫類の目撃談があった)が、その絶滅の原因は未だに謎のままです。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ニジェールサウルス

“ニジェールの爬虫類”


Nigersaurus)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)レッバキサウルス科
<大きさ>全長10~13m
<食性>植物食
<発掘地>ニジェール(白亜紀前期)

2007年に発見・発表された新種の恐竜で、所謂「カミナリ竜」のひとつです。最大の特徴はその頭部で、口は幅広く平らな形状をしており、デンタルバッテリー(生え変わる予備の歯)も含め総数500本もの細かい歯を持ちます。
この独特の形状を為す口先は下生えの丈の低い植物を、選り好みせず雑多に食べる為の適応だと考えられています。カミナリ竜としては小型でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】バリラムブダ

“重々しいラムダ型の(歯を持つ)もの”

Barylambda

*データ*
<分類>哺乳綱汎歯目バリラムブダ科
<大きさ>全長2.5m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(暁新世)

絶滅した古代の植物食動物。できそこないのクマのような姿をしていますが、有蹄類の祖先に近い動物から進化した、現在では子孫が現存しない動物です。蹄のついた力強い四肢と、哺乳類としてはあまり例を見ない、恐竜のそれを思わせる太い尾が特徴です。
低木の葉や芽を食べる動物だと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】ケツァルコアトルス

“キヌバネドリのヘビ(アステカの龍神の名に因む”


※厳密には恐竜とは異なる爬虫類ですが、便宜上「恐竜」のカテゴリでお届けします

Quetzalcoatolus

*データ*
<分類>爬虫綱翼竜目アズダルコ科
<大きさ>翼開長11~13m
<食性>肉食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

所謂“翼竜”の一種で、復元可能な化石が見つかっている内では、最大級の飛行生物のひとつです。長い頚、頑丈な四肢(前肢は翼へと変貌している)、槍の穂先のような嘴が特徴的です。頑丈な四肢は彼等が飛び立つ時に必要な筋力を支持すると共に、陸上での生活にも無くてはならないモノでした(アズダルコ科の翼竜は殆どが10mクラスの翼開長を持ち、通常は巨大な翼を折り畳んで四足歩行で地上を闊歩し、敵が来た時など必要に応じて滑走→跳躍→飛翔、と言う行動を取っていたと推測されている)。
小動物や魚、甲殻類などを嘴で突き殺して食べていたと思われます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

シーラカンス

名称はラテン語の「中空の脊椎」を意味する語から

Coelacanth

所謂「生きた化石」として最も著名な生き物のひとつです。嘗てこの仲間の魚類は世界各地に様々な種類が生存していましたが、後により進化した魚類との生存競争に敗れて衰退し、現在は1属2種が南半球の海に局地的に生き残っているに過ぎません。

シーラカンスの名称は彼等が属する目(もく)の名称に因む言わば「通称」で、学術的な名称はラティメリア・チャルムナエLatimeria chalumnae…カルムナ川付近で見つかったラティマー女史所縁の生き物、の意味。ラティマーとは発見者の名前)と言います。

水深200m~2000mの岩礁地帯に棲んでおり、夜行性だと推測されています。アナゴなどの動きの鈍い魚が主な獲物です。

【古生物画廊・恐竜編】タイタノサウルス

“巨神タイタンの爬虫類”

Titanosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)タイタノサウルス科
<大きさ>全長15~18m
<食性>植物食
<発掘地>世界各地(白亜紀後期)

所謂「カミナリ竜」のひとつです。古いタイプのカミナリ竜があらかた衰退した後、その生態的地位を埋めるかの如く栄えました。太い頚、柱状の四肢、鉛筆のような形状の歯、そして背中一面を防護する骨質の装甲が特徴です。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】パロルケステス

“太古の飛翔者”

Palorchestes

*データ*
<分類>哺乳綱有袋目パロルケステス科
<大きさ>体長2.5m
<食性>植物食
<発掘地>オーストラリア(更新世後期)

絶滅した古代の植物食動物。
大きさはウシほどもあり、カギツメの生え揃ったクマのような四肢と、バクを思わせる伸縮自在の鼻を持っています。恐らく後脚で立ち上がって前脚で木の枝を手繰り寄せ、その葉を食べる動物だったと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】クッチケトゥス

“カッチー州”(インドの一地名)のクジラ

Kuchicetus

*データ*
<分類 >哺乳綱鯨目レミングトケトゥス科
<大きさ>全長1.7m
<食性>魚食性
<発掘地>インド、パキスタン(始新世中期)

初期のクジラのひとつです。外見は吻が著しく伸びたカワウソのような感じですが、クジラ類の特徴である三半規管(内耳を形成する器官、歩行時のバランス調整の役割を果たす)の縮小が見られます。
また、四肢の著しい縮小などの特徴から、恐らく陸上での活動は苦手だっただろうと思われ、生涯の殆どを水中で過ごしたのだろうと推測されます。この事から、クッチケトゥスとその仲間を「陸上生活と決別した最初のクジラ」とする説もあります。
歯の化石を分析した結果、通常は海水域で生活し、時には淡水域にも出入りしていた(恐らく子育ての折安全を確保する為だったり、水を飲む為だったり、時には獲物を追って)だろうと考えられます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ヘスペロルニス

“黄昏の鳥”

Hesperornis

*データ*
<分類>鳥綱ヘスペロルニス目ヘスペロルニス科
<大きさ>全長1.5~1.8m
<食性>魚食
<発掘地>北アメリカ(白亜紀後期)

絶滅した古代の海鳥。恐竜や翼竜、クビナガ竜等が生きていた所謂「恐竜時代」の海に棲息していた飛べない海鳥です。
何処となくペンギンやアビに似ていますが、全く類縁は異なります。最大の特徴は翼がすっかり退化している事と、嘴に歯が生えている事。この事から、原始的な鳥類が飛行生活を得ぬまま海に進出した動物群、と言う見方もあります。
遊泳に極端に適したアザラシのような体つきをしており、その代償として(?)陸上ではいざるようにしか移動出来ませんでした。
魚やイカを食べていたと思われます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】シソチョウ(始祖鳥)

“太古の翼”

Archaeopteryx)

*データ*
<分類>鳥綱シソチョウ目シソチョウ科
<大きさ>全長1m内外
<食性>恐らく肉食
<発掘地>ヨーロッパ(ジュラ紀後期)

完全な骨格化石が見つかっているモノでは最も古い鳥類のひとつです。羽軸を境に非対称の形状を為す羽毛を持つところは現代の鳥類に近いですが、嘴に歯があり、尾に骨が残存しているところ、そして翼(前肢)に指が残っているところは寧ろ祖先の小型肉食恐竜に近いものです。此処では鳥として分類しましたが、恐竜と鳥の中間的生物としてこれを恐竜に分類する学説もあります。
浜辺の拓けた場所に棲息し、小動物や昆虫、打ち上げられた死魚などを食べていたと考えられています。彼等の飛行能力については、学者の間でも意見が分かれています。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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