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【古生物画廊・恐竜編】ヤンチュアノサウルス

“永川(ユアンチュアン、中国の一地名)所縁の爬虫類”

Yangchuanosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)シンラプトル科
<大きさ>全長9~12m
<食性>肉食
<発掘地>中国(ジュラ紀後期~白亜紀前期)

中国で発掘されている肉食恐竜でも最も大きな種のひとつです。体型はスタンダードな肉食恐竜のそれですが、脊椎の棘突起が近縁種より大きく発達し、背中に低い「帆」を形成しているのが特徴的です。また、近縁種よりも相対的に歯の数が少なく、個々の歯の大きさが相対的に大きいと言う特徴もあります。

(イラスト&文責 熊猫堂)
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【古生物画廊・恐竜編】タペジャラ

“土着の精霊”(トゥピー族の言葉に由来)

※厳密には恐竜とは異なる爬虫類ですが、便宜上「恐竜」のカテゴリでお届けします

Tapejara

*データ*
<分類>爬虫綱翼竜目タペジャラ科
<大きさ>翼開長1.5~3m
<食性>恐らく果実食
<発掘地>ブラジル(白亜紀前期)

独特の形状を為すトサカが特徴的な小型の翼竜です。通常、翼竜は比較的細長い頭骨を持ちますが、タペジャラの頭骨は上下に高く嘴がやや短く、後頭部に棒状のトサカが伸びており、更に上嘴の先端にも大きなトサカが存在していました。トサカが何の役に立ったかはハッキリしていませんが、最近ではディスプレイ器官だったのだろうとする説が有力です。

嘴の先端の形状が種子食の鳥に似ている事から、オオコウモリのように果実を主食にしていたのではないかと考えられています。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】オルニソレステス

“鳥を略奪する者”

(Ornitholestes)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)科不明
<大きさ>全長2m
<食性>肉食
<発掘地>アメリカ(ジュラ紀後期)

今まで、1体分のほぼ完全な全身骨格の化石が見つかった他に発掘例が殆ど存在しない小型肉食恐竜です。発掘例が極端に少ない為、名前が知られている割にあまり調査が進んでいません。大きさの割に体格ががっちりしており、鼻の部分が膨らんでいるのが特徴です。生前はこの膨らんだ鼻の部分に目立つトサカがあったのではないかと言われています。

(イラスト・文責*熊猫堂)

吉祥の鳥

先月、北海道でタンチョウヅル(丹頂鶴)のつがいを台湾に贈呈しようと言う動きがある、とニュースで知った。


此処数年、根釧原野の鶴の個体密度が上がっているらしい。
個体数そのものが増えている訳ではなく、棲息に適した湿地の面積に限りがあるのがその理由。

鶴は越冬する時期以外はつがいごとに広大な縄張りを構え、侵入者を厳しく牽制し、時には殺し合いも辞さない。
故に縄張りを巡り、鶴同士の壮絶な争いが絶えず、地元では負傷した鶴が動物園や保護センターに多数持ち込まれ、施設のキャパシティを超過していると言う。

飼育下の鶴の処遇についてはこれまで多角的に議論されていたが、此度の台湾への贈呈は丁度良いタイミングでは無かろうか。
鶴に限らず、鳥や動物は一箇所で多数飼育すると突発的な流行病で全滅する危険が高く、飼育施設を分散させるのはそれを回避する為にも非常に重要である。

日本側の今後の対応と、この取り組みの行く末が気になる所処だ。

【古生物画廊・恐竜編】セラトサウルス

“ツノを持つ爬虫類”

(Ceratosaurus)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)セラトサウルス科
<大きさ>全長4.5~6m(但し、もっと大型に成長した可能性あり)
<食性>肉食
<発掘地>アメリカ、タンザニア(ジュラ紀後期)

鼻先に薄いツノ状のトサカを持つ肉食恐竜です。同じ時代に同じ場所に棲息していたアロサウルス類に比べると原始的な恐竜で、前脚の指が4本ある(アロサウルス類では3本)事や恥骨の形状などが原始的です。背中には皮骨で出来た装甲を持っていました。
頭骨に対して相対的に大きな歯を持っているのも特徴的です。
古くから発掘例があり非常に有名な恐竜ですが、その割に化石の数はそれほど多くはありません。


(イラスト・文責*熊猫堂)

郷に入りては何とやら

過日、仲間内で「フィンランドではライチョウ(雷鳥)を食べるらしい」と言う話題が出た。

ライチョウと言えば、日本では稀少な鳥類と言うイメージが強いだろう。
それがフィンランドではアタリマエに食用にされてる事に、仲間の何人かは強い衝撃を受けたようだった。

食べ物と言うのは結局、生まれてから今日までアタリマエの様に見ているモノがその人のスタンダードであって、例えばこの話題も「コーカソイドがクサヤ・梅干・納豆を極度に忌避する」事と本質的には何ら変わらないのでは無かろうか。
恐らく向こうの人々はクサヤや梅干を食べ物として目の前に差し出された瞬間、頭を鈍器で殴られたような衝撃を感じる事だろう。

ライチョウを食べるくだりで思い出した事がある。それは、

「南方の動物は種類の多様さに反比例して個体密度が低く、北方の動物は種類の少なさに反比例して個体密度が高い」


と言う法則である。

日本と言う、南方とも北方とも言い難い多様な自然環境を抱える島国では、古くからライチョウは個体密度が低く、為に稀少動物として大事にされてきた訳だが、日本よりも北の寒い国ではそれこそ「掃いて捨てる」程の個体密度になる訳で、食べて美味しいと為れば良き獲物として普遍的な扱いを受けるのも自然な流れであろう。

因みに北海道には“本来の”ライチョウが棲息せず、代わりに森林に住む「エゾライチョウ」と言う種のライチョウが棲んでいる。この鳥は所謂“本来の”ライチョウと異なり冬に羽毛が白く生え変わらないのが特徴で、大正末期まで食用にされていたばかりか、クリスマスのご馳走として遠くヨーロッパ諸国に輸出される重要な商品であったと言われている。但し、近年は過剰な狩猟圧によって個体数が減り、以前ほど盛んには獲られていないようだ。

【古生物画廊・恐竜編】アグスティニア

“オーガスティン・マルティネリ(アルゼンチンの地質学者)所縁のもの”

(Agustinia)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)タイタノサウルス科
<大きさ>全長10~15m
<食性>植物食
<発掘地>アルゼンチン(白亜紀前期)

背中に鋭い棘を持った小型の竜脚類です。この棘は内骨格とは関係しない皮骨(ひこつ)が大きくなったもので、恐らく捕食者に対する視覚的(そして、時には実用的)な武装であったのだろうと思われます。

(イラスト、文責*熊猫堂)

古生物ネタ探しある記

此処数日、寸暇を見繕っては、ブログ更新用の古生物のネタ探しに余念が無い。

過日、本八幡の図書館で古生物の分厚い辞典を借りる事が出来て、其処からネタを数点サルベージに成功した。
古代哺乳類や古代鳥類のネタ本は日本では少ないと思っていたが、備さに探せば見つかる物である。

ネタを探すだけではなく、ラテン語辞典、ギリシア語辞典、更にはスペイン語やポルトガル語の辞典をも読み漁っている。
思うところあって、当ブログに掲載する古代生物は「学名の意味が判明しているもの、若しくは此方で翻訳が可能なモノ」に限定しており、学名の翻訳に当ってはこれ等の言葉の知識が欠かせないのである…多分に付け焼刃であるが。
辛抱強く資料を漁った結果、此方で翻訳が可能になった学名は決して少なくは無い。

実生活には何の役にも立たないけれど、調べ物が判明し、謎が氷解する瞬間と言うのは、何とも言えぬ爽快感と達成感がある。
最早テキストを用いた自慰行為であると言っても過言じゃ無い。

実生活に役に立たない無駄知識を得る事に命を賭け(大袈裟かな)、それにより日々の暮らしに潤いを与える。

これこそサブカルに傾倒する閑人の醍醐味なんじゃないかな。

【古生物画廊】バラエヌラ

“クジラの尾”

Balaenura

*データ*
<分類>哺乳綱鯨目セミクジラ科
<大きさ>全長5~6m
<食性>濾過食
<発掘地>ヨーロッパ、北アメリカ(中新世~鮮新世)

古代のクジラの一種です。現存するセミクジラに近縁です。
体は現存種に比べると遥かに小型ですが、既にセミクジラに特徴的なボウ・ヘッドBow Head…弓なりの頭)を備えています。食性や習性の一部は、現存種とそれ程違いは無かったでしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【絶滅動物画廊】キャロライナインコ

唯一の北米産インコ

Carolina ParakeetConuropsis carolinensis

*データ*
<分類>鳥綱鸚鵡目インコ科
<大きさ>全長35cm
<食性>植物食、果実を好む
<棲息地>北アメリカ(1912~1914年絶滅)

現在、北アメリカには真の野生インコは棲息していません。然し1900年初頭までは、北アメリカ特産の非常に美しい姿のインコが北米各地に棲んでいました。それがこのキャロライナインコです。
頭はオレンジ、胴体は目も覚めるような緑色の羽毛に包まれた中型のインコで、翼と尾羽は細長く、全体にスマートな体型をしていました。
果実を食べるおとなしい鳥でしたが、その主食の果実を「完全に熟しきらない内に啄ばむ」習性が果実農園の関係者に目の敵にされ、また肉と羽毛を得る為に多数が撃ち殺され(ひとりで2500羽以上も一度に射殺したハンターの記録もあります)、満足な保護の手も差し伸べられぬまま絶滅しました。
最後の野生個体は1912年にルイジアナで、飼育下の個体は1914年にシンシナティの動物園で死んだ事が記録されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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