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【古生物画廊】フタバスズキリュウ(フタバサウルス)

“双葉層群の爬虫類”

双葉鈴木竜Futabasaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鰭竜目エラズモサウルス科
<大きさ>全長7m
<食性>魚食
<発掘地>日本(福島県、白亜紀後期)

日本で発掘された古生物としては恐らく最も有名なもののひとつでしょう。
1968年に福島県いわき市のの双葉層群から、ほぼ完全な保存状態で発掘されたクビナガリュウの仲間です。「フタバスズキリュウ」の名前は化石が含まれていた双葉層群と、第一発見者の鈴木直さん(現いわき市アンモナイトセンター主任研究員。発掘当時は高校生だった)に因んでつけられました。
化石の発掘には専門家の手で2年を費やし、骨格の復元作業には5年の歳月がかかりました。そして38年と言う長い時間をかけて詳細な研究がおこなわれ、2006年に新属新種として「フタバサウルス」の属名が与えられました。
化石にはサメの歯が大量に残されており、恐らく何らかの原因で死んだフタバスズキリュウが、化石になる前に屍肉食性のサメに屍骸を食べられたものと思われます。


(イラスト・文責*熊猫堂)
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【古生物画廊・恐竜編】エドモントサウルス

“エドモントン(カナダの一地名)の爬虫類”

Edmontosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(鳥脚亜目)ハドロサウルス科
<大きさ>全長9~13m
<食性>植物食
<発掘地>カナダ(白亜紀後期)

所謂「カモハシリュウ」(鴨嘴竜)と呼ばれる植物食恐竜の一種で、その中でも特に繁栄し、また恐竜時代の最後まで生きていた種類です。骨格を観ると吻部が横に平たく、口先が扁平な嘴状を呈し、カモの嘴に似ている事が俗称の由来です。但しカモとは異なり、口の中には細かくて丈夫な歯が2000本も密集しておろし金のような形状になっていました(デンタルバッテリーと言います)。この歯と頑丈な顎で、針葉樹の枝葉をすり潰すようにして食べていたと考えられています。
生前はある程度群れで生活していたらしく、時に複数個体の骨が密集して見つかる事があります。また、皮膚の印象を伴った化石が数体見つかっている事でも有名です。


(イラスト・文責*熊猫堂)

【絶滅動物画廊】リョコウバト

世界一個体数が多かった鳥

Passenger PigeonEctopistes migratorius

*データ*
<分類>鳥綱鳩鴿目ハト科
<大きさ>全長35~41cm、体重250~340g
<食性>植物食の強い雑食
<棲息地>北アメリカ(1914年絶滅)

1900年代初頭まで北アメリカの森林地帯に棲息していたハトの一種で、季節的な渡りを行う習性からその名がつきました。様々な果実や木の実、時には昆虫なども食べるおとなしい鳥で、フラミンゴのように集団で繁殖する習性がありました。
嘗てはその渡りの際に空がハトで埋め尽くされて真っ黒になる程の個体数が居たと言われ、著名な鳥類学者であったジョン・オーデュボン博士をして「世界で一番個体数が多い鳥だろう」と言わしめる位でした。
然し、北アメリカの人口が増えるにつれ、リョコウバトへの迫害は酷くなるばかりでした。住環境の森林は開発で失われ、食用として多数が撃ち殺され、挙句にはスポーツハンティングの獲物として多数が生け捕りにされて、上流階級の人々の手慰みに銃殺されました。保護を訴える声は悉く無視され、やっと保護の気運が高まった時には既に野生下では絶滅していると言う有様でした。最後の個体はシンシナティの動物園で飼育されていた「マーサ」と言う名前のメスで、このマーサが1914年に老衰で死に、絶滅が確定しました。集団で繁殖するこの鳥は、多くの仲間が殺された事によるストレス、コロニーの維持不能や産卵障害などで繁殖が難しくなり、それが絶滅に一層の拍車をかけたのだろうと言う説もあります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】トロペオグナトゥス

“曲がった顎”

※厳密には恐竜とは異なる爬虫類ですが、便宜上「恐竜」のカテゴリでお届けします

Tropeognathus

*データ*
<分類>爬虫綱翼竜目アンハングェイラ科
<大きさ>翼開長5~9m
<食性>魚食
<発掘地>ブラジル(白亜紀前期)

嘴の先端に盛りあがったトサカを持つ大型の翼竜です。嘴の先端には長い牙状の歯がまばらに生えており、飛びながら海をスキミングし、表層の魚を噛み殺して食べていたと推測されます。トサカはこうした狩りの際に、水の抵抗を少なくする役割があったと思われます。同時に異性に対する視覚的なディスプレイ装置としても役立ったかも知れません。
他のアンハングェイラ類に比べ、頭蓋骨の後頭部の出っ張りが大きいのも特徴です(近年ではこの出っ張りが「骨に支持されない肉質のトサカの基部だった」と考える古生物アーティストも増えました。当ブログに掲載の図もそれに習い、後頭部にトサカを添えて見ました)。
近年、翼幅が8~9mに及ぶ個体の化石が見つかっており、恐らく南米の翼竜では一番大きくなる種類であろうと思われます。


(イラスト・文責*熊猫堂)

【絶滅動物画廊】ハシジロキツツキ

世界最大のキツツキ

Ivory-billed Woodpecker(Campephilus principalis)

*データ*
<分類>鳥綱啄木鳥目キツツキ科
<大きさ>全長50~55cm
<食性>昆虫食
<棲息地>北アメリカ、キューバ(1925年絶滅?)

嘗て北アメリカのルイジアナ州、テキサス州、ノース・キャロライナ州などに局地的に棲息していた大型のキツツキです。キツツキとしては極めて特殊化が進んだ種だったと考えられ、恐らく生存競争的にも他種より弱かったモノと思われます。住環境として未開の大森林を好み、ヒトの手が加わった二次森には決して居つきませんでした。
絶滅の原因は大規模な森林伐採だと考えられています。
近年キューバで目撃例が幾つか報告され、目撃があった場所は保護区に指定されました。が、本当に生き残っていたのかどうかは未だに判明していません。近頃では北アメリカでも真偽不明の生き残り発見の報告があります。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】フクイサウルス

“福井県の爬虫類”

(Fukuisaurus)

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(鳥脚亜目)イグアノドン科
<大きさ>全長4.7m
<食性>植物食
<発掘地>日本(福井県、白亜紀前期)

福井県勝山市で1989年に行われた発掘調査で化石が発見された植物食恐竜です。
日本の恐竜としてはかなり多くの部位が化石として残された種(大抵は体のごく一部だけが独立した化石として発掘される事例が多いのです)で、頭骨・歯骨・脊椎・尾骨などが発掘されています。
北半球に広く分布していたイグアノドン類の一種で、その中でもモンゴルに棲息していた種に似て居ますが、上顎骨などにより進化した独自の特徴を多数保有しています。
2003年に正式に「フクイサウルス」と学名がつけられる前は、発掘された県に因み「フクイリュウ(福井竜)」の名を与えられていました。



(イラスト・文責*熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】スケリドサウルス

“四肢の爬虫類”

(Sceridosaurus)

*データ*
<分類>爬虫綱鳥盤目(装盾亜目)スケリドサウルス科
<大きさ>全長4m前後
<食性>植物食
<発掘地>イギリス、ティベット(ジュラ紀前期)

剣竜(ステゴサウルスの仲間)と鎧竜(アンキロサウルスの仲間)の共通の祖先に近い仲間の恐竜です。頭は体の割に小さく、全身を皮骨(内骨格に由来しない、皮膚が変形した骨質の装甲)でくまなく武装しており、前脚の親指に非常に大きな爪を持っていました。スケリドサウルスの棲息年代より前の地層から発掘された植物食恐竜はすべて小型で、後脚だけで立って歩く動物ばかりでしたが、スケリドサウルスは体の大型化と装甲による体重の増加に伴い、殆ど四足歩行で移動していたようです。

(イラスト・文責*熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】フクイラプトール

“福井県の掠奪者”

(Fukuiraptor)

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)シンラプトール科
<大きさ>全長4.2m(但しもう少し大きくなった可能性がある)
<食性>肉食
<発掘地>日本(福井県、白亜紀前期)

1988年10月に福井県勝山市で化石が発見された肉食恐竜です。最初、見つかった骨が部分的で、その中に非常に大きな爪が含まれていた事から、ドロマエオサウルス類の後脚の爪として復元されていました。その後発掘調査が進み、他の部位の骨が見つかった事で前述の「爪」が実はアロサウルス類に近い恐竜の前脚の爪である事が判明しました。フクイラプトールの名前が正式に学名としてつけられたのは、2000年12月の事です。
見つかった化石は亜成体である可能性が指摘されており、成長すると6m位にまでなったかも知れません。


(イラスト・文責*熊猫堂)

メタボなカモ

最近、首都圏を中心に、公園に集まるカモに対する餌付けを禁止する風潮が生まれているそうだ。
何でも人間に過剰に餌を与えられたカモがメタボリック・シンドローム、即ち過剰肥満に陥って健康を害する、と言う意見があるのだと言う。

個人的な見解を述べさせて頂ければ、カモが餌付けされて皮下脂肪の蓄積が増えたからと言って、渡り鳥が飛翔能力や持久力を失う事は有り得ないと思う。
例えば、不忍池の何処でも良い。カモの居そうな場所で適当に数羽捕まえて標識をつけて、一日でも二日でも追跡調査してみれば、カモが一日の間に驚くほどの距離を飛び回っている事が判るだろう。
嘗て話題を浚った「矢ガモ」も、上野の不忍池から練馬の石神井池の間を、一日に幾度も往復していた事が判明している。

カモを始め鳥類は「飛ぶ」事が長距離を移動する唯一の手段だ。
そして鳥類が「飛ぶ」事は、人間の想像以上にスタミナを消費する。

御存知の通り、カモは北の国からやって来て日本で冬を越し、春になると帰る。
その折、頼みになるのは己の飛翔能力のみ。
だからカモは特に冬になると体に脂肪をうんと蓄え、北の国へ帰るときのエネルギーとする。

飲まず食わずでひたすら飛ぶのだから勢い皮下脂肪だけが頼みの綱だ。
若し皮下脂肪の蓄積が十分で無いと途中でエネルギーを使い果たして死んでしまう。
故に、この時期のカモが「太る」事は非常に大事な事であり、同時に至極当たり前の事、人間が「メタボリックだ」と騒ぐには値しない。
カモ達にしてみれば「余計なお世話」だろう。

因みに、渡りの季節にカモの食欲が増し、肥え太る性質を逆手に取ったのがフランスの伝統食材「フォアグラ」である事はあまねく知られている通りである。

尤も、だからと言って安易な餌付けまで肯定するつもりはない。 確かにマナーのなってない餌付けの例は多い。
当方は過去、カップ麺を細かく粉砕して袋詰めにし、カモの餌として売り捌いたホームレスが警察にしょっ引かれていったのを見た事がある。

「カモの健康云々」ではなく、ストレートに「人口の餌の影響で水が汚れる」とでもしておけばまだ良かったのかも。

【古生物画廊】コエルロサウラヴス

“中空の骨を持つ爬虫類の父系”

Coelurosauravus

*データ*
<分類>爬虫綱、目不明、ウェイゲルティサウルス科
<大きさ>全長60㎝
<食性>昆虫食
<発掘地>マダガスカル(ぺルム紀後期)

分類不明の古代爬虫類で、胴体の側面に長く伸びた骨が存在します。生前は此処に皮膚の膜が存在しており、これを広げて「滑空」していたと推測されています。この「皮膜」は現存するトビトカゲに非常によく似ていますが、トビトカゲの皮膜は肋骨が伸びて皮膚が張られているのに対し、コエルロサウラヴスの皮膜は内骨格のどの骨とも関節して居ない独立した骨であると言う特徴があります。これは古今を通じ、コエルロサウラヴスのみに見られる珍しい特徴です。

(イラスト・文責*熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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