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【古生物画廊】タラッソクヌス

“海のナマケモノ”

Thalassocnus

*データ*
<分類>哺乳綱異節目オオナマケモノ科
<大きさ>全長2m
<食性>植物食
<発掘地>ペルー(鮮新世後期)

絶滅した古代の海の哺乳類。地上性の巨大な異節類、即ちオオナマケモノ類の一種ですが、化石の産出状況と骨格の特徴から、通常は沿岸部の浅い海に棲息し、海草などを食べて暮らしていたと推測されています。他の大陸で言えばジュゴンなどの海牛類やカバなど、水中に適応した動物の生態的地位にあったと言えます。海に適応した異節類は、生物の歴史を通じてこの種だけです。
身体はオオナマケモノとしては割と小柄でした。


(イラスト&文責 熊猫堂)
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【古生物画廊】プロプレオプス

“古いライオンの足”

Propleopus

*データ*
<分類>哺乳綱有袋目カンガルー科
<大きさ>全長1.5~3m
<食性>肉食
<発掘地>オーストラリア(中新世~更新世)

絶滅した古代のカンガルーの一種。現存するカンガルーはごく一部の雑食性の種類(主に植物やキノコを食べ、副次的に昆虫を摂食する程度)を除くと全て植物食の動物です。が、この古代カンガルーは頑丈な顎と鋭い牙を持ち、その特徴から肉食性だったと考えられています。現存するネズミカンガルーの仲間から分化・大型化し、捕食者への進化を遂げた種だと推測されています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】フラオキオン

“噛み潰すイヌ”

Phlaocyon

*データ*
<分類>哺乳綱食肉目アライグマ科
<大きさ>全長60~80cm
<食性>雑食
<発掘地>北アメリカ(中新世前期)

絶滅した古代の雑食動物。アライグマの古い仲間だと考えられていますが、骨格には原始的なイヌ類に見られる解剖学的特徴が存在し、学者によってはイヌ科に含めたり、絶滅した系統(ボロファグス亜科)に含めたりします。
木登りに適した四肢と、ものをすり潰すのに適した臼歯を持ち、恐らく現存するアライグマ類と同じように樹上性~半樹上性で、小動物や昆虫、果実などの雑多な餌を摂食していたものと推測されます。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】パレオマストドン

“古いマストドン(乳房状の歯)”

Palaeomastodon

*データ*
<分類>哺乳綱長鼻目ゴムフォテリウム科
<大きさ>全長1.9m、体高1m
<食性>植物食
<発掘地>エジプト(漸新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。最初期のゾウの一種で、現存するゾウの系統に至る種としてはかなり古いものです。大きさは現存するゾウに比べたら子供みたいなものですが、柱状の太い四肢、短い乍ら牙と伸縮性のある鼻を持っていました。陸上の植物を咀嚼するのに適した畝のある臼歯を持ち、それまで祖形ゾウ類が水草などの柔らかい植物に依存していたのに対し、より広範囲の植物を食べ物として利用出来た事から沼地→草原へと生存を拡大し、結果的にゾウ類のその後の繁栄に大きな役割を果たしました。

(イラスト&文責 熊猫堂)

前途多難

佐渡のトキ保護センターで野生復帰訓練中だったトキ11羽がほぼ全滅に近い状態らしい(8羽死亡、2羽瀕死、残る1羽も軽傷)。

犯人はイタチなどの野生動物(後の調査でテンと判明)ではないかと言う話だったが、このニュースが発表されるや否や、「トキ保護なんか辞めちまえ」と短絡的に言う心無い人を大勢見かけた。

曰く
「野生動物に襲われる事は昔からあった筈で、それから身を守れないようなら、この先何度挑戦しても同じ轍を踏むだけ」
「時間とカネの無駄」
「元々種としての力が弱い生き物なのだろう。このまま絶滅させてやった方が親切なのではないか」


…この意見には正直な話全く賛同出来ない。 何故ならトキが減った要因は種の弱体化なんて理由じゃなく、明らかに人災だからだ。
明治時代に猟銃所持の規制が緩和され、トリガーハッピーになった一般人が食べもしないのに盲滅法撃ち殺したのが原因なのである。近年に至り、更に農薬による環境汚染が追い打ちをかけた。

序でに言うと、イタチやテンはトキであれ他の鳥であれ、野外で飛んでる鳥を皆殺しにはしない。
ただ、ケージに多数が囲われた鳥に対しては狩猟本能の抑制が効かなくなり、結果として皆殺しのスイッチが入る事はしばしばある。鶏小屋でニワトリがたった一匹のイタチに皆殺しにされる事があるのはその為である。

今回トキが全滅に近いところまで至ったのは決してトキが「弱い種」だからではなくて、悪条件が重なった末での不幸な事故だった、としか言いようが無い。


トキ保護活動がカネの無駄呼ばわりされ、あまつさえ「絶滅さしてしまえ」等と罵られるのは正直、腹立たしいし哀しい。
何て言ったって、お隣の中国ではもう野生復帰が成功してるんだから。


とか言ってたら、こんな意見も見た。
「中国のトキを日本に定着させるのって、外来生物法に引っ掛かるんじゃないの?」
「ニッポニア・ニッポンって絶滅しちゃったんでしょ?中国のトキは似たような別の種類なんでしょ?」




動物に詳しくない人の認識なんてこんなものなのかも知れないが、非常にモヤモヤする。

【古生物画廊】ブラストメリクス

“蕾のような反芻動物”

Blastomeryx

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ジャコウジカ科
<大きさ>全長60~75cm
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(鮮新世中期)

絶滅した古代の植物食動物。現在はアジアにしか現存しないジャコウジカ類の最古の種です。本種は最近まで分類に混乱があり、資料によってはラクダの仲間に分類されていたり、絶滅した偶蹄類の系統とされたりしています(当ブログでは最も新しい学説に準じました)。
大きさ以外は現存するジャコウジカに非常に良く似ています(現存種より若干小さい)。犬歯が発達して鋭い牙状になるのが特徴で、恐らく身を守る為の武器や、摂食の補助に使われたのでしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】ディノガレリックス

“恐ろしいトガリネズミ”

(Deinogalerix)

*データ*
<分類>哺乳綱食虫目ハリネズミ科
<大きさ>全長60cm、頭骨長20cm
<食性>肉食
<発掘地>イタリア(中新世)

絶滅した古代のハリネズミの仲間です。現存するハリネズミ類は大きくても全長30cmを超える事は無いですが、このディノガレリックスはハリネズミとしては類を見ない程大きな種類で、アナグマくらいの大きさに達しました。身体に比して頭が大きく、頑丈な顎と鋭く大きな牙を持つのが特徴です。
ディノガレリックスが生きていた頃のイタリアは、浅い海に小さな島が点在する地域でした。恐らくこの種は島嶼と言う環境に適応して独自の進化を遂げた動物…肉食動物が居ない環境でその生態的地位を埋めるべく進化した動物だったのでしょう。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】へプトドン

“七つの歯”

Heptodon

*データ*
<分類>哺乳綱奇蹄目ヘラレテス科
<大きさ>全長1m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(始新世前期)

絶滅した古代の植物食動物。バクの仲間の絶滅した系統に属します。相対的に頭部が小さく、現存のバクが持つような筋肉質の鼻は持っていませんでしたが、それ以外の特徴は現存のバクに非常に良く似ています。森林に棲息し、低木の葉を食べる動物だったと推測されています。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】オキシダクティルス

“鋭敏な指”

Oxydactylus

*データ*
<分類>哺乳綱偶蹄目ラクダ科
<大きさ>全長2.3m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(中新世前期)

絶滅した古代のラクダ。ラクダは北アメリカを発祥の地とし、瘤のあるラクダ(ヒトコブラクダ、フタコブラクダ)と瘤の無いアメリカラクダ(ラマ、グアナコ、ビクーニャなど)、そして同じく瘤の無い、背が高く華奢な外見をした“キリンラクダ”とでも呼ぶべき系統に分化しました。オキシダクティルスはそれらの内“キリンラクダ”の系統に属します。
この動物が棲んでいた当時の北アメリカは、草原に疎らに雑木林が点在するような環境でした。本種はそうした環境で群れを作って暮らし、疎林の木の葉を食べて居たのだろうと推測されています。


(イラスト&文責 熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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