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【古生物画廊・恐竜編】アパトサウルス

“あざむく爬虫類”

Apatosaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)ディプロドクス科
<大きさ>全長18~21m
<食性>植物食
<発掘地>北アメリカ(ジュラ紀後期)

有名な大型植物食恐竜です。所謂「カミナリリュウ」の仲間で、首は(カミナリリュウとしては)やや短めで太くがっちりとして、首から背中の前部にかけての背骨の突起は二又に分岐し、全体的にズングリとした体型をしていました。
嘗てはアパトサウルスの胴体化石に別種のカミナリリュウの頭骨をつけた状態で復元された化石が「ブロントサウルス」<Brontosaurus~稲妻の爬虫類>という名称で呼ばれてました。然し、後になって新たな化石が発掘された際に、ブロントサウルスの胴体がアパトサウルスのものと全く同じである事、更に本種がディプロドクス類に特有の細長い吻を持つ華奢な頭部を持っていた事が判明し、国際命名規約により先に記載されたアパトサウルスに名称が統一されました。アパトサウルスとその仲間を「カミナリリュウ」と呼ぶのは、このブロントサウルスの語句に由来します。


(イラスト・文責*熊猫堂)
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【古生物画廊】シヴァカンティオン

“シヴァ神(インド神話の破壊神)のアザミ”

Sivacanthion

*データ*
<分類>哺乳綱齧歯目ヤマアラシ科
<大きさ>体長35~50㎝
<食性>植物食
<発掘地>パキスタン(中新世中期~後期)

絶滅した古代の齧歯類で、最も古いヤマアラシの仲間だと考えられています。体型は、現在東南アジアに棲息しているフサオヤマアラシと言う種に似ていますが、体は遥かに大型でした。現代のヤマアラシに特有の、毛が変化した長大な棘は、シヴァカンティオンの段階ではまだ発達していなかったようです。

(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊】コンフウキウソルニス

“孔子(古代中国の思想家)の鳥”

Confuciusornis

*データ*
<分類>鳥綱コンフウキウソルニス目コンフウキウソルニス科
<大きさ>全長30㎝(但し、オスは更に30㎝程度の飾り尾羽を持つ)
<食性>おそらく雑食
<発掘地>中国(白亜紀前期)

角質の嘴を持つ最古の鳥類です。歯を持たず、尾椎骨が短く退化している事は現代の鳥類に良く似ていますが、一方で翼(前脚)に鋭い爪がある指が残り、翼の可動部分の自由度が寧ろ本種より古い時代のシソチョウよりも劣ると言う特徴があります。これは鳥類進化の歴史において、現存する鳥類が持ち合せる特徴と祖先である肉食恐竜の持つ特徴とがモザイク状に入り混じっていた事を示すとされ、鳥類進化の複雑さを示す良い例だと言えましょう。
化石は数百体にも及ぶ数が発掘され、非常に良く研究されている古代鳥のひとつです。オスと思しき個体には、細長い板状の飾り尾羽が存在していました。


(イラスト&文責 熊猫堂)

【古生物画廊・恐竜編】マジュンガサウルス

“マハジャンガ(マダガスカルの一地名)の爬虫類”

Majungasaurus

*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)アベリサウルス科
<大きさ>全長7~9m
<食性>肉食
<発掘地>マダガスカル(白亜紀後期)

恐竜時代のマダガスカルに置いて最強の捕食者として君臨していた肉食恐竜です。頭部は前後に短めで高さがあり、頭頂部には骨のコブがあります(最初に発掘されたのがこのコブの部分のみだった為、完全な頭骨が発見されるまではパキケファロサウルスの仲間だと思われ、マジュンガトルス<Majungatholus~マハジャンガのドーム>の学名を充てられていました)。全身像が判明したのは、発掘・研究が進んだごく最近の事です。
化石に残された肋骨や背骨には、同じマジュンガサウルスの歯型が残されており、共食いをしたと推測されています(屍骸を食べたのか、生きた個体を襲って捕食したかは不明)。また、背骨や肋骨の間が気嚢(鳥類に存在する呼吸器官の補助システム。現存する鳥類では肺の前後に管状の器官が幾つも伸びて形成されている)で満たされていたと思しき跡が見受けられ、大型ではあるものの身体そのものは軽快なつくりであったと推測されます。


(イラスト・文責*熊猫堂)
プロフィール

熊猫堂(ぱんだどう)

Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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