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【古生物画廊・恐竜編】ムスサウルスとスキウルミムス

今日に至るまで数多くの恐竜化石が発掘されて居ますが、その中には人間で言う「おとな」の化石だけではなく、当然の事乍ら「こども」の化石も含まれています。
元々恐竜の化石自体、全身像が判るほど完全な状態で見つかる事が稀である(種によっては逆に化石量が豊富で成長過程が詳しく判明して居るものも存在しますが)為、恐竜の「こども」についてはそれほど多くが判明している訳ではありません。然し、中には驚くべき発見を含む保存の良い化石が見つかる例もあります。その中でも、とみに有名な2例を紹介します。


“ハツカネズミの爬虫類”

ムスサウルス Mussaurus 
*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(竜脚亜目)プラテオサウルス科
<大きさ>全長15~20cm
<食性>植物食
<発掘地>アルゼンチン(三畳紀後期)

カミナリリュウに近い仲間である「原竜脚類」と呼ばれる仲間の「こども」の化石です。タマゴ、孵化したての「こども」、ある程度成長した「こども」の化石が複数見つかっています。
タマゴの大きさはウズラのタマゴとほぼ同じ大きさで、孵化したての「こども」の化石は人間の掌にすっぽりと収まる程の大きさしかありませんでした。
「ハツカネズミの爬虫類」と言う属名はこの小ささに由来するものです。
タマゴの親の化石は見つかってませんが、成長すれば「おとな」は全長3m程になっただろうと推測されています。


“リスを模倣する者”

スキウルミムス Sciurumimus
*データ*
<分類>爬虫綱竜盤目(獣脚亜目)メガロサウルス科
<大きさ>全長70cm
<食性>肉食
<発掘地>ドイツ(ジュラ紀後期)

一方此方はメガロサウルス類に属する大型の肉食恐竜の「こども」と考えられる化石です。ほぼ全身が保存された1体分の化石が見つかっています。
最大の特徴は化石に羽毛が生えていた痕跡が残っていた事で、特に全長の半分を占める長い尾にはふさふさとした毛が密集して生えていました。その尾がまるでリスの尾にそっくりである事からスキウルミムス…「リスを模倣する者」と言う属名がつけられました。
この化石は、少なくとも肉食恐竜の一部の「こども」がふさふさした毛皮を持っていた可能性を示唆すると同時に、これまで羽毛の痕跡が確認されて居なかったメガロサウルス類にも羽毛を持つ種類が存在した事を裏付ける資料として貴重です。


(イラスト&文責 熊猫堂)
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Author:熊猫堂(ぱんだどう)
獣絵描き。パンダとか恐竜とかをもそもそと描いています

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